出版社内容情報
【解説】
京都文教大学の学長でありながら牧師でもある著者は、長く教会で説教をするかたわら、多くの講演活動もおこなってきたが、その独特の語り口は多くのファンをもち、公刊が待ち望まれていた。50年近い臨床心理学者としての臨床知が、そこここに見え隠れするユニークな書である。目次「傷ついた癒し人」「聖なる愚者」「善意の暴力」「影との戦い」「寿命─思い悩むなということ」「死を生きる」「崩壊する『家庭』」ほか6編。
内容説明
牧師でありユング派の精神分析家でもある著者が心をこめて贈るたましいに響く12章。
目次
第1部 教会での折々の説教(聖なる愚者;傷ついた癒し人;善意の暴力;影との戦い;寿命―思い悩むな、ということ;ファンタジーのなかの子どもたち;「死を生きる」;崩壊する「家庭」―壊れぬ神の姿を求めて)
第2部 折々の発言(結婚は死んだ、そして生きている―結婚に失敗したと思っている人や悩んでいる人たちへの結婚哲学;ユーモアと笑いについて;人のためにはたらくということ―本当のボランティアとは何か;日本人の死の臨床を考える)
著者等紹介
樋口和彦[ヒグチカズヒコ]
1927年神奈川県横浜市に生まれる。同志社大学大学院神学研究科修了。アンドヴァー・ニュートン神学校(ボストン)にてS.T.M.(神学修士)取得。同志社大学神学部で三六年間教え、神学部長、学術情報センター所長、学校法人同志社理事、同評議員を歴任。同志社大学名誉教授。アンドヴァー・ニュートン神学校より、ドクター・オブ・ミニストリー(D.Min.)を取得。ユング派精神分析家。臨床心理士。現在、京都文教大学長、学校法人家政学園常務理事、日本いのちの電話連盟理事長、社会福祉法人京都いのちの電話理事長、日本ユングクラブ会長、国際箱庭療法学会副会長、日本箱庭療法学会理事、日本キリスト教団京都丸太町教会担任教師、日本ユング心理学会会長など
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