シリーズ「あいだで考える」<br> 言葉なんていらない?―私と世界のあいだ

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シリーズ「あいだで考える」
言葉なんていらない?―私と世界のあいだ

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784422130125
  • NDC分類 K801
  • Cコード C0310

出版社内容情報



シリーズ「あいだで考える」

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



私たちは言葉を通して世界やそこに住む人々とかかわり、ともに暮らしている。でも、言葉による表現はときに不正確で、誤解やトラブルの元にもなる。はたして言葉は私と人々/世界をつなぐ「メディア」なのか、はたまた両者を隔てる「バリア」なのか。そもそも私たちは、「発話=言葉を発すること」によっていったい何をしているのか?――本書はこれらの問いから出発し、哲学的な視点を携えて、言葉を旅していく。SNSをはじめ、言葉に振り回されがちな日常の中で、言葉と親しくなり、より自由につきあっていくための一冊。(装画:土屋萌児)

内容説明
言葉を介したコミュニケーションはなぜうまくいかないの―?言葉の役割を見つめ直し「生きた言葉」に出会う本。10代以上すべての人に。

目次
序章 言葉はメディアか、はたまたバリアか
1章 言葉のやりとりはなぜ不確かなのか
2章 記憶の外部化と言葉の一人歩き
3章 コミュニケーションの二つの方向性
4章 言葉の役割を捉え直す
5章 「言葉のあいだ」を行き来する
終章 言葉とは何であり、どこにあるのか

***

内容説明

言葉を介したコミュニケーションはなぜうまくいかないの―?言葉の役割を見つめ直し「生きた言葉」に出会う本。10代以上すべての人に。

目次

序章 言葉はメディアか、はたまたバリアか
1章 言葉のやりとりはなぜ不確かなのか
2章 記憶の外部化と言葉の一人歩き
3章 コミュニケーションの二つの方向性
4章 言葉の役割を捉え直す
5章 「言葉のあいだ」を行き来する
終章 言葉とは何であり、どこにあるのか

著者等紹介

古田徹也[フルタテツヤ]
1979年熊本県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。主に西洋近現代の哲学・倫理学を研究。『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ)で第41回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

18
「言葉はメディアなのかバリアなのか」は言い得て妙である。この妙が微妙なのであって、善悪二面を見てかなければならない。例えばそれによって誰もが自由に発言出来て、自分の力以上のものを出せると思うのだが、そうした個人のトラウマは伝統社会への反発として、例えば家父長制によって押さえつけられた「女・子ども」という感情がバリアとしてコミュニティを作っていく。そのコミュニティの中ではそれほど言葉が足りなくても、言葉の蓄積としてネット社会を形作っているので快楽なのである。しかしそれは仮想社会であって現実ではない。2025/02/28

ta_chanko

18
言葉はメディアにもバリアにもなり得る。言葉は物体や状態を表す記号であり、それ自体ではない曖昧で不正確なもの。発せられた途端に本人から離れてひとり歩きをはじめ、ときに制御不能となって暴れ回る。言葉よりも文字や動画において、それは顕著となる。プラトンも言っていることで、現代にも通ずる現象。外国語を学ぶことは母国語とは違うものの見方や考え方があることを学ぶこと。「やばい」などの平板な言葉を多用するのではなく、場面や状況に応じて丁寧に言葉を選び使っていくことが重要。2025/01/04

kuukazoo

12
言葉は物事の代用品ではなく世界の一部である。母語により人の考え方の志向性が作られる。言葉は時に檻だけど他者の言葉と出会うことで新しい世界が開けたりもする。何でも「すごい/やばい」で思考停止したままでは世界の解像度も上がらないので言語化の訓練や習慣は大事だし、生成AIにそれを丸投げしてはいかんよね。クローズドな集団の中での言葉によらない曖昧なコミュニケーションや外部にはわからない特定の言葉使いが、対等ではない、支配的な関係を作り出す場合もあり、言葉なしでもわかりあえるとは素敵な話ばかりではないんだと思った。2025/01/31

タイコウチ

10
現時点で「言葉」について書かれた本としては〈名著〉と言えるのではないだろうか。生成AIやインターネット(SNS)、権力勾配など現代的な問題に触れながら、著者の専門のウィットゲンシュタインからプラトンにまで遡り、説得力のある議論が丁寧でわかりやすい文章でなされている(なにしろ「10代以上のすべての人に」のシリーズなので)。先日読んだ大澤真幸『AI時代の言語論』にも呼応する内容で、個人的な関心にフィットする楽しい読書体験だった。これだけ明晰に、ややこしいことばの問題を語ることのできる古田さんに心から感服です。2025/01/31

oooともろー

7
言葉に関する様々な考察を平易な言葉で解説。2025/02/03

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