出版社内容情報
教師の実践力の向上に効果を発揮する事例検討の進め方を具体的に紹介する。幼稚園から小学校、中学校まで様々な事例を取り上げ、事例の整理に役立つ各種フォーマットの記述例も豊富に交えながら、子どもだけでなく教師自身の思いや気持ちも視野に入れる独自のアプローチに基づいた事例検討の実際を詳しく提示する。多様性の時代を生きる個々の子どもたちへの有効な支援を実現するための現場感覚に満ちた方法論の提案。
内容説明
現場感覚に満ちた具体的な方法論の提案。子どもだけでなく教師自身の思いや気持ちも視野に入れる独自のアプローチ。幼稚園から小学校、中学校まで様々な事例を詳しく提示。事例の整理に役立つ各種フォーマットとその記述例を豊富に掲載。教師の実践力の向上を図り、多様性の時代を生きる個々の子どもたちへの有効な支援を実現するための事例検討の実際。
目次
第1部 理論編(学校臨床力とは;教師の省察;省察に必要な視点1:自己を育む自己対象の働き;省察に必要な視点2:かかわり合いと間主観性;事例検討の進め方)
第2部 実践編(若手大学院生による補助教員としての事例検討:A・B・Cの事例(個性記述法)
小学校担任による事例検討(会)の経験:Dの事例(事例検討用フォーマットに基づく個性記述法)
幼稚園教諭による個別支援:Eの事例(保育者のための事例検討用フォーマット)
若手大学院生による省察の工夫:F・Gの事例(プロセスレコード)
中学校担任による事例検討(会)の経験:Hの事例(事例検討用フォーマット改訂版に基づくプロセスレコードを中心に)
小学校担任によるプロセスレコードを用いた事例検討:Iの事例
教職と心理職の事例研究会
実践編と理論編のまとめ)
著者等紹介
角田豊[カクタユタカ]
1991年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程教育方法学専攻(臨床心理学)修了。博士(教育学)、臨床心理士、公認心理師。現在、京都教育大学大学院連合教職実践研究科(京都連合教職大学院)教授・京都産業大学文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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