出版社内容情報
【解説】
絵本の古典ともいうべき20人の作家を選んで,作品の分析,楽しみ方,作家の生い立ち,研究の視点,時代背景などを解説。著作目録と参考文献目録を付す。絵本研究者必携の書。
目次
序 絵本を考える
1 ランドルフ・コルデコット―野を駈ける馬のように
2 ビアトリクス・ポター―自然のくれた贈りもの
3 ワンダ・ガアグ―ねこねこねこねこねこのやま
4 マージョリー・フラック―さあ、はじめての冒険にでかけよう
5 ジャン・ド・ブリュノフ―ぞうの王さまパリさだち
6 エドワード・アーディゾーニ―海のもくずになろうとも…
7 バージニア・リー・バートン―きかんしゃにげたおうちもにげた
8 ルードヴィヒ・ベーメルマンス―永遠のおてんば娘マドレーヌ
9 マリー・ホール・エッツ―モノクロのむこうに見える色
10 ロバート・マックロスキー―潮のかおりのスケッチブック
11 H.A.レイ―いたずらの達人しっぱいの天才
12 モーリス・センダック―たのしいかいじゅうこわいかいじゅう
13 ディック・ブルーナ―単純は金複雑は銀
14 マーシャ・ブラウン―クライマックスはくりかえす
15 レオ・レオニ―みどりの魔術師
16 エズラ・ジャック・キーツ―ピーター少年のウェストサイド物語
17 小山内龍―日本のファーブルおじさん
18 赤羽末吉―心にひびく馬頭琴のしらべ
19 安野光雅―楽しくふしぎな空想空間
20 加古里子―工学博士はあそびの名人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
9
ワンダ・ガアグまで読んだ。それにしても字が小さい(^_^;)知らない人のところはなかなか読み進まないのだが、ビアトリクス・ポターやマージョリー・フラックはほんとにあっという間に読めた。半月かかってここまでしか読めなかったのは辛いなぁ。また借りよう。2013/12/15
ねがい
0
コルデコットやポターから、安野光雅、加古里子まで、20人の絵本作家についてまとめられた本。近代絵本史の一冊としても、とても読みやすくまとめられていました。個人的には、キーツの絵本の、ピーター少年の成長として追って絵本を見たところや人物関係などが興味深かったです。2008/10/11