出版社内容情報
PCAGIP(ピカジップ)法とは、話題提供者がファシリテーターや参加者と共に新しい取り組みの方向や具体策のヒントを見出すグループ体験である。近年、通常のスーパービジョンとは異なる事例検討法として多くの領域で注目され、実践されている。
本書では、対人援助の領域ごとにPCAGIP法がどう実践・展開されているのかを紹介する。また、その領域でなぜPCAGIP法を用いているのかも併せて論じ、PCAGIP法の背後にある「人間観」や「人にかかわることの意味」についても伝える。
すでに実践を重ねている人にも、これから試みる人にも役立つ一冊。
既刊書『新しい事例検討法PCAGIP入門』の姉妹編。
内容説明
すでに実践を重ねている人にもこれから試みる人にも役立つ一冊。対人援助の各領域でPCAGIP法がどう実践・展開されているかを伝え、背後にある「人間観」や「理念」についても述べる。
目次
第1部 PCAGIP法の実際(事例検討法(PCAGIP法)の理論とワークショップ)
第2部 PCAGIP法の領域別実践(“教育”スクールカウンセリング―教員研修でのPCAGIP法の実践;“教育”PCAGIP法を通じたケースカンファレンス改革―臨床心理士・公認心理師養成の大学院教育の現場から;“産業”キャリア支援領域における「PCAGIP法のトレーニング」の現在地 ほか)
第3部 PCAGIP法の運用方法の展開(“フォーカシング指向”フォーカシング指向のPCAGIP法;“リフレキシブ/オンライン”リフレキシブPCAGIPとオンラインPCAGIP;“集団・多人数・大規模”複数セッション同時並行PCAGIP法 ほか)
第4部 PCAGIP法と現代社会(PCAGIP法の実践を通して考える現代の日本社会;フロア参加者間における力動の観点―何が起こっているのか;PCAGIP法の研究 ほか)
著者等紹介
村山正治[ムラヤマショウジ]
1963年、京都大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。九州大学名誉教授。東亜大学名誉教授。臨床心理士。前学校臨床心理士ワーキンググループ代表。福岡人間関係研究会代表
中田行重[ナカタユキシゲ]
1992年、九州大学大学院博士後期課程修了。現在、関西大学人間健康学部教授。博士(学術)。桂メンタルクリニック(京都)カウンセラー。臨床心理士。公認心理師。PCA‐Kansai代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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