岩波現代全書
歌よみ人 正岡子規―病ひに死なじ歌に死ぬとも

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000291224
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0392

内容説明

「神の我に歌をよめとぞのたまひし病ひに死なじ歌に死ぬとも」。近代俳句の祖として知られる正岡子規は、後にアララギ派へと発展した根岸短歌会を主催し、短歌革新運動にも激しい情熱を注いだ。その短い生涯に、新しい時代の歌および二四〇〇首を残し、近代短歌史に大きな足跡を刻んだ「歌よみ人」としての子規の業績を明らかにする画期的な評伝。

目次

序章 竹の里人素描
第1章 『七草集』の憂悶―「よからぬ噂」の真相
第2章 『はて知らずの記』の中の歌―鮎貝槐園訪問
第3章 「歌よみに与ふる書」一件―実朝再評価の目論見
第4章 橘曙覧発見―「手段を写実に取りし歌」
第5章 「小石川まで」を読む―「歌修行」の散策
第6章 「はがきノ歌」とは何か―「マドンナノ耶蘇」
第7章 愚庵和尚の存在―「趣味上に悟れぬ坊様」
第8章 鉄幹子規不可並称の説―「子規是ならば鉄幹非なり」
第9章 根岸短歌会の人々―「結城のたかし吾は忘れず」
第10章 『竹乃里歌』の讃―「病ひに死なじ歌に死ぬとも」

著者等紹介

復本一郎[フクモトイチロウ]
1943年愛媛県宇和島市生まれ。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。1979年静岡大学人文学部助教授のち教授(1989年まで)。1989年神奈川大学経営学部教授(2009年まで)。現在、神奈川大学名誉教授。俳号、鬼ヶ城。専門は近世・近代俳論史。公益財団法人神奈川文学振興会評議員。「産経新聞」“テーマ川柳”選者。神奈川新聞「俳壇」選者。神奈川大学全国高校生俳句大賞選考委員。実験的俳句集団「鬼」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シンドバッド

6
真新しい内容ではないが、整理された物になっている。入門書では無いと、私は、思いますのが、正岡子規を、更に、深めて知るには、手頃なボリュームです。2014/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7949383
  • ご注意事項

最近チェックした商品