出版社内容情報
「母親になること」で生まれる歓び、動揺、家族関係の変化、職場復帰に向けたジレンマなどの心理過程を丁寧に描きだす一冊。
赤ちゃんをおなかに宿したときから赤ちゃんが生まれるまで、そして赤ちゃんが生まれてからの出産前後数か月の間に、母親となった女性の内面で何が生じるのか。「母親になること」で生まれる歓び、動揺、家族関係の変化、職場復帰に向けたジレンマなど、心の奥深くに生じる変化はどのようなものなのか。一人の女性の中に「母親」が誕生するまでの心理過程を丁寧に描き出す。今から母親となる人、父親となる人、子育てで不安を抱える女性、必読の書。
はじめに
第I部 母親になるまで
第1章 妊娠――新しい「私」になるために
第2章 出産――変化のとき
第3章 想像上の赤ちゃんと現実の赤ちゃん
第II部 母親が生まれる
第4章 赤ちゃんの命を守る
第5章 愛する責任 123
第6章 認められたい気持ち
第7章 あるお母さんの体験
第8章 もし、赤ちゃんとお母さんが日記を書いたら
第III部 母親の適応
第9章 特別な配慮のいる子どもたち――未熟児や障害児の赤ちゃん
第10章 いつ仕事に戻るか?
第11章 父親になる夫たち
訳者あとがき
【著者紹介】
ダニエル・N・スターン(Daniel N. Stern)乳幼児精神医学者。1934年、アメリカ生まれ。ハーバード大学の生化学の学士取得後、アルバートアインシュタイン医科大学卒業。コロンビア大学で精神分析医資格を取得し、同大学をはじめとしてニューヨーク州立精神医学研究所・コーネル大学、スイス ジュネーブ大学などで研究。著書『乳児の対人世界』『親-乳幼児心理療法』(いずれも岩崎学術出版社)、『もし、赤ちゃんが日記を書いたら』(草思社)など多数。それまでの心理学理論の前提を覆し、現実の母子の観察から、新しい赤ちゃん観・母親観を描き出した。自身も五人の子どもの父親。共著のナディア・ブラッシュワイラー・スターンは妻で小児科医・児童精神科医
内容説明
「母親になること」で心に生まれる歓び、動揺、変化、ジレンマ…子どもを宿した女性の内に「母親」という今までとはまったく異なる「自分」が誕生するまでの心の動きを丁寧に綴る。母親となる人、父親となる人、子育てに不安を抱えている人へ。
目次
第1部 母親になるまで(妊娠―新しい「私」になるために;出産―変化のとき;想像上の赤ちゃんと現実の赤ちゃん)
第2部 母親が生まれる(赤ちゃんの命を守る;愛する責任;認められたい気持ち;あるお母さんの体験;もし、赤ちゃんとお母さんが日記を書いたら)
第3部 母親の適応(特別な配慮のいる子どもたち―未熟児や障害児の赤ちゃん;いつ仕事に戻るか?;父親になる夫たち)
著者等紹介
スターン,ダニエル・N.[スターン,ダニエルN.][Stern,Daniel N.]
乳幼児精神医学者。1934年、アメリカ生まれ。ハーバード大学の生化学の学士取得後、アルバートアインシュタイン医科大学卒業。コロンビア大学で精神分析医資格を取得し、同大学をはじめとしてニューヨーク州立精神医学研究所・コーネル大学、スイスジュネーブ大学などで研究
ブラッシュワイラー‐スターン,ナディア[ブラッシュワイラースターン,ナディア][Bruschweiler‐Stern,Nadia]
小児科医・児童精神科医
フリーランド,アリソン[フリーランド,アリソン][Freeland,Alison]
ジャーナリスト
北村婦美[キタムラフミ]
精神科医。1996年、京都大学医学部卒業、日本精神分析学会認定精神療法医。現在、京都民医連中央病院精神神経科に勤務し、外来診療のかたわら産婦人科病棟の相談担当も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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