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出版社内容情報
自然災害などから抱える「トラウマ」、日常の「心の傷」、そうした痛みから自分らしさを取り戻す《認知処理療法》。それを本書は「セルフ・ケア書き込み式」で提供します。
私たちは日常生活でいろいろなことに傷つきます。時にはそれを受け流したり、そこから学んだりして生きています。しかし自分では対処できないくらい深く、心に傷を負ってしまうことがあります。トラウマを受けたあとに見られる「認知」に働きかけ、もう一度、以前のように自分らしく生きていけるようにする治療法が、「認知処理療法」です。本書では、その傷の手当をみずから試みるために《書き込み式ノート》の形をとっています。
Part1
認知処理療法を理解しよう
こころの傷がつづくとき
自分の中で傷つきがくり返される
こころは3つからできている
感情のアラームに気づく
トラウマの自動思考とは?
回避がトラウマ症状を長引かせる
気持ちと考えをみなおそう
Part2
こころの傷を癒す
モジュール1 トラウマの症状を知ろう
トラウマの出来事が起こったら
PTSD症状に気づく
どうして症状が表れるの?
内容説明
人生に大きな影響を与えるような災害、犯罪被害、事故、セクハラ、パワハラ、いじめ、虐待などにあったとき、それまでの世界観ががらっと変わってしまいます。「世界は危険で恐ろしい…」「自分なんて生きる価値がない…」「もう誰も信じられない…」この本は、そう思っているあなたのやさしい味方です。これ以上自分を苦しめない、バランスのとれた考えかたを探していきましょう。こころの傷みとかなしみをノートに綴って手当てする。
目次
1 認知処理療法を理解しよう
2 こころの傷を癒す(トラウマの症状を知ろう;出来事の意味を考えよう;考えのパターンを知ろう;体験を思い出そう;バランスのとれた考え方をしよう;人生のテーマを見直す;大切な人を失ったとき)
著者等紹介
伊藤正哉[イトウマサヤ]
国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター研修指導部研修普及室長。筑波大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻発達臨床心理学分野博士課程、ヨーク大学心理学部心理療法研究センター客員研究員、コロンビア大学社会福祉学部客員研究員 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 成人精神保健研究部 日本学術振興会特別研究員PDなどを経て、現職
樫村正美[カシムラマサミ]
筑波大学人間系心理学域助教。筑波大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻臨床心理学分野博士課程を経て、現職。博士(心理学)。臨床心理士。研究テーマは感情制御、アレキシサイミア。また、子どもにおける感情育成のための心理教育プログラムの開発に関わっている
堀越勝[ホリコシマサル]
国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター 研修指導部長米国のバイオラ大学で臨床心理学博士を取得、マサチューセッツ州のクリニカルサイコロジストのライセンスを取得。ハーバード大学医学部精神科においてポストドクおよび上席研究員として、ケンブリッジ病院の行動医学プログラム、マサチューセッツ総合病院・マクレーン病院の強迫性障害研究所、サイバーメディシン研究所などで臨床と研究を行う。2000年に帰国し、筑波大学大学院人間総合科学研究科(講師)、駿河台大学心理学部(教授)を経て現職。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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