出版社内容情報
シリーズ「きっと上手くいく10の解決法」の一冊、『大人のADD』。本書は、ADDを持つ成人にとって一番必要な問題・すぐさま実践できる方法をわかりやすく具体的に指南する。ADDに特有の問題(集中力、記憶力、対人関係、時間・金銭管理、自信喪失…等についての問題)に配慮し、個々の場面の改善について、シンプルにて解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fonfon
9
具体例に富んでいて頭にすんなりはいってすっきり。巷に氾濫している断捨離本より私は好き。20分とタイマーをかけて整理をする等々、自分でもトライしてみたい、という事例がたくさん。とても勉強になりました。ただこの題名では、当事者はちょっと手にとりにくい、かも??2012/07/31
みんと
6
自分ではどうにもならない衝動的な言動があり、人とのコミュニケーションにおいて苦労することの多い難しい障害であるADD。 子どもだけでなく、実際は大人の中にも生きづらさを感じていると思われる。 どこからが健常と障害の境界線なのかという判断も難しいため、本人も自分の障害に気付かないまま大人になってしまったという人も多いのではないだろうか。 日常のちょっとした工夫で、うまく克服できることもあるので、少しでも効率よく生活できるよう周りの人のサポートも必要であることがわかった。2011/03/16
ろくしたん
3
長らく積読。海外本だが、発達障害への偏見がなく、実践的な本だった。ただ、診断するというのではなく「だからどうすればよいか」が分かる本。2023/02/01
らくだ星人
1
大変分かりやすい 具体的な解決方法が載っていて良い2017/03/21
suoyimi
1
注意欠陥に関する本です。大人になってからもADDの症状が残る場合があり、そういった人に向けての本です。本書では整理術、時間管理術が紹介されていますが、これらの内容はビジネス書にできてくる整理術、時間管理術と共通するところも多いです。例えば、仕分けする、リスト化する、優先順位付けする、など。ADDという症状なのか線引きは難しいのかもしれないですね。本書は2010年の本で、当時アメリカではADDの薬が認可されているのに対し日本では認可されていない状況だったとのこと。今は日本でも認可されている薬があるそうです。2016/11/03