出版社内容情報
好評を博しているシリーズの第3弾。まわりの理解と本人の気づき。「違いがあるからこそ結びつく」関係を見つめる実践的入門書。
教育・医療現場をはじめ各領域で好評を博しているシリーズの第3弾。発達障害についての第一人者である講師陣による、学問領域や学派を超えた講演をリメイクした講義録。成長するに従い、様々な場所で様々な人と関わる子どもたちに、どのように寄り添うことができるのか。まわりの理解と本人の気づきを結びつける支援とは。それぞれの講師が実践の中で培った経験を基に、「違いがあるからこそ結びつく」関係を見つめる実践的入門書。
第1講 発達障害児者の思春期・青年期 (小谷裕実)
第2講 発達障害スペクトラムへの理解 (佐々木正美)
第3講 私は自閉性障碍の子どもたちとどうかかわってきたか (山中康裕)
第4講 発達障害と子ども虐待 (杉山登志郎)
特別講義 共にながめること (北山修)
内容説明
まわりの理解と本人の気づきを織りあわせるための支援とは。様々な人、様々な場と関わる子どもにどのように寄り添うことができるか…。1st Stageセミナー第3弾。
目次
第1講 発達障害児者の思春期・青年期―自分らしく生きるための診断告知・障害受容・支援の実際(保護者の気づきから支援へ;保護者への診断告知 ほか)
第2講 発達障害スペクトラムへの理解―TEACCHプログラムによる支援(発達障害スペクトラムの基本的な理解;発達障害スペクトラムの行動・感情・特性 ほか)
第3講 私は自閉性障碍の子どもたちとどうかかわってきたか(私の自閉症治療の歴史;私の自閉症治療論 ほか)
第4講 発達障害と子ども虐待―発達精神病理学から見た発達障害(発達障害の新しいパラダイム;発達障害と発達凸凹 ほか)
特別講義 共にながめること―浮世絵の母子像研究から(精神分析とは;浮世絵の中の子どもたち ほか)
著者等紹介
橋本和明[ハシモトカズアキ]
名古屋大学教育学部卒業。家庭裁判所調査官として、名古屋・大津・福岡・大阪・静岡・和歌山の家庭裁判所を歴任し、大阪家庭裁判所主任家庭裁判所調査官を経て、花園大学社会福祉学部臨床心理学科教授。同大学心理カウンセリング副センター長。臨床心理士
小谷裕実[コタニヒロミ]
小児科専門医・小児神経専門医。花園大学社会福祉学部教授。博士(医学)
佐々木正美[ササキマサミ]
児童精神科医。川崎医療福祉大学特任教授、ノースカロライナ医学部精神科非常勤教授
山中康裕[ヤマナカヤスヒロ]
精神科医、臨床心理士、博士(医学)。京都大学名誉教授。京都ヘルメス研究所所長。浜松大学大学院健康科学研究科教授、同臨床心理教育実践センター長
杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
博士(医学)。浜松医科大学児童青年期精神医学講座特任教授。日本小児精神神経学会常務理事。日本トラウマティック・ストレス学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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