赤の書

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A3判/ページ数 423p/高さ 44cm
  • 商品コード 9784422114361
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3011

出版社内容情報

半世紀の眠りから、いま目覚める禁断の書!

■半世紀もの長い眠りから覚め、C・G・ユングの非公開の書がついに公刊。
16年余りの長きにわたり、ユングが私的な日記として自ら手書きで緻密に書き綴った『赤の書』。そこには、その後のユング思想の中核となるものがすべて記されていた。しかし、さまざまな理由から『赤の書』は黒いトランクに入れられ、スイスのとある銀行の金庫の中で半世紀近くのあいだ眠りつづけることになったのである。その伝説の書物が、2009年10月、ようやく日の目を見ることになった。
細かな部分まで丁寧に描き込まれた大小さまざまな極彩色の美しい絵の数々、綿密な構成のもとに、ページぎりぎりまでびっしりと書かれたカリグラフィーの文字。さながら「ケルズの書」のような聖書の豪華装飾写本を思わせるこの書を、現物と同じ大きさのまま、日本語訳を付してお手元にお届けします。

■本書の特長
◎世界数カ国で翻訳出版
英語版、ドイツ語版、日本語版のほか、世界数ヵ国で刊行予定。

◎134点の美しい絵とカリグラフィー
大判のページいっぱいの絵が53点、カリグラフィーの文字の合間に驚くほど精密に描き込まれた大小の絵が81点含まれる。オリジナルの美しい色合いを忠実に再現するため、カラーページはすべて、優れた印刷技術を誇るイタリアのモンダドーリ社で印刷。

◎圧倒的な絵の迫力
通常の意識状態からは想像もつかない無意識のエネルギーの奔流。ユングが自己実験と呼んだ《無意識との対決》のなかで、この『赤の書』は書かれた。ここに描かれているのは、まさにわれわれの想像を遙かに超えた、人間の無意識の深遠なる未踏の世界の姿である。

◎研究者必携の貴重な資料
本書には、ユング思想の中核をなす「元型」「普遍的(集合的)無意識」「個性化の過程」など、その後に展開されたユング心理学の主要な概念の起源がすべて含まれている。ユングの提示する新しい心理療法のモデルを理解するための、決定的に重要な一次資料と言える。

◎文学、美術、宗教などへの大きな影響
本書の内容はきわめて文学的な形式をとっており、かつあらゆる芸術領域や、魂の救済を説く宗教領域の人たちにも多くの示唆とインスピレーションを与えてくれるだろう。

■監訳者のことば
ユングは第一次世界大戦前から、精神病的な恐ろしいヴィジョンを体験した。その後は、むしろ積極的にイメージを呼び起こして、記録していく。この『赤の書』は、その記録と、それについてのユング自らの解釈から成り立っている。存在が知られていながら、秘密に包まれていた本書を読み、見ることができるのは大きな喜びである。これは、後のユングの思想全てをいわば生の形で先取りしていて、個性化の過程をはじめ、ユングが理論的に書いていたことも、ほとんど全て自分で体験したことに読者は驚かされるであろう。キリスト教の神の再生という課題が目立つようであるけれども、むしろ生け贄と死者の贖いという人類の魂の古層に届いている本である。
― 京都大学こころの未来研究センター教授 河合俊雄 ―

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

8
著者の死後約50年を経て公開された本書は、中世写本さながら装飾文字、色彩豊かな挿絵で構成される。が、本書自身編者の手を経ており未公開部分も多いという。自身の夢を言葉で分析する「第一の書」では英雄殺しと神の受胎(意識から無意識への退行)やエリヤとサロメ(元型)との出会い等が文字で書かれ、「第二の書」では色彩豊かな絵画で夢の宇宙が描かれる。長期、短期、感覚の3記憶をフル活用させて「試練の書」に入るとそれらは全て消え、グノーシス的書物の体裁でプロレーマ(未分節領域)とクレアトゥーラ(分節領域)の関係が語られる。2021/06/01

cue.1

3
◎ユングはこれを芸術ではなく実験心理学とする立場を貫き通し、誤読を恐れ出版を止めていたとのこと。未精製だからこそ向き合う姿勢が問われる書物・自己。2014/11/08

happytree

1
成毛さんの本で知った。でかくて重い。ユングに取り組むときには外せないな。図書館エライ、下見完了!2020/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/296338

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社トリスタ」にご確認ください。