出版社内容情報
愛されなかったものに焦点を当てるという逆の視点から、ナルシシズムにとらわれた状態について、新たな理論を提唱する。
内容説明
ナルシシズムにとらわれた状態とはどういうものか?なぜ、そうしたことが起こるのか?そこから回復するためには何が必要なのか?豊かな臨床経験から、説得力ある新しい理論を提示する注目の書。
目次
第1章 背景の設定
第2章 複合体としての自己
第3章 ナルシスティックな選択
第4章 自己の志向性
第5章 自己の性愛化
第6章 ナルシシズムの現象学
第7章 外傷とナルシスティックな選択の関係
第8章 ナルシシズムの逆転
第9章 この理論とほかの精神分析理論との関係
第10章 ナルシシズムの性格への影響
著者等紹介
シミントン,ネヴィル[シミントン,ネヴィル][Symington,Neville]
精神分析家。哲学・神学・心理学で学位を取得後ロンドンで分析家となりタビストック・クリニックで勤務、1986年オーストラリア精神分析協会に招かれシドニーに移住し、のち同協会会長を務める
成田善弘[ナリタヨシヒロ]
1941年、名古屋大学医学部卒業。精神科医、臨床心理士。日本精神分析学会認定スーパーバイザー。現在、桜クリニック嘱託
北村婦美[キタムラフミ]
1996年、京都大学医学部卒業。精神科医、日本精神分析学会認定精神療法医。京都民医連中央病院精神神経科所属
北村隆人[キタムラタカヒト]
1993年、京都府立医科大学医学部卒業。精神科医、日本精神分析学会認定精神療法医。現在、マッコーリー大学哲学科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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