人間尊重の心理学―わが人生と思想を語る (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 330p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422113890
  • NDC分類 146
  • Cコード C3011

出版社内容情報

ロジャーズが10年間の歩みを振り返った論文集。心理学専門家はもちろん、すべての人の指針となる1冊。

内容説明

ロジャーズが1970年代の自らの歩みを綴った論文集。人間中心アプローチから対人関係論、教育システム、未来の人間像まで、多彩なテーマにわたる考察を平易な語り口で説く。

目次

第1部 経験による気づきと展望(コミュニケーションの意味;対人関係論の芽ばえと発展 ほか)
第2部 人間中心アプローチの諸側面(人間中心アプローチの形成;共感―実存を外側から眺めない関わり方 ほか)
第3部 教育のプロセス、その未来(知性と感性を共に育てる学習は可能か;分水嶺を越えてからの目標 ほか)
第4部 人間尊重主義の未来(未来の世界、未来の人間)

著者等紹介

ロジャーズ,カール・R.[ロジャーズ,カールR.][Rogers,Carl R.]
1902年~1987年。オハイオ州立大学、シカゴ大学、ウィスコンシン大学各教授、西部行動科学研究所を経て、人間研究センター、レジデント・フェロー。アメリカ応用心理学会会長(1944年)、アメリカ心理学会会長(1946年)、アメリカ心理療法家アカデミー会長(1956年)などを歴任

畠瀬直子[ハタセナオコ]
1940年生まれ。1964年お茶の水女子大学児童学科卒、1972年京大大学院教育学研究科博士課程修了。その間1967~69年渡米、臨床心理学、エンカウンター・グループを研究。関西大学文学部教授を経て、現在、KNC(関西人間関係研究センター)にて研究・実践を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

1
現代日本社会問題を改善するキーワードは、第7章の「共感」であろう。A.スミス『道徳感情論』で「同感」を指摘していた。「共感は自己探求やプロセスの進行と相関関係にある」(128ページ)。「共感的雰囲気」がより重要に思う。この共感的理解は、セラピストから自由に提供されるため、クライアントの多様な症状に柔軟に応じられる度量の広さ、深さが求められる。「最も大切な点は、正確に共感的である能力は訓練によって発達させうる」(130ページ)であり、文化経済学の池上惇先生の人間発達論との架橋が可能。心理学の経済学への応用。2012/09/28

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