出版社内容情報
【内容紹介】
本書は、前著『パーソナリティ障害の診断と治療』からさらに発展し、「診断をいかに意味あるものにするか」という視点に焦点を当てて書き上げられた一書である。診断面接で得た膨大な情報を、セラピストがクライエント一人ひとりの心理的問題の複雑さや微妙さを無視することなく、まさにその人だけに当てはまる全体的な精神力動的フォーミュレーションを紡ぎ出してゆけるよう、8つの構成概念を示して詳細かつ具体的に解説する。
内容説明
アセスメントと治療をどう結びつけるか。多くの臨床家が抱える、この重要な問いに答える試みが本書である。世界の臨床家が評価した『パーソナリティ障害の診断と治療』の著者が、治療のためにいかにケースを理解するかという、ケースフォーミュレーションの技芸を解説する。
目次
第1章 ケースフォーミュレーションと心理療法のつながり
第2章 面接への導入
第3章 変えられないものをアセスメントする
第4章 発達的な問題をアセスメントする
第5章 防衛をアセスメントする
第6章 感情をアセスメントする
第7章 同一化をアセスメントする
第8章 関係のパターンをアセスメントする
第9章 セルフエスティームをアセスメントする
第10章 病因となる信念をアセスメントする
著者等紹介
マックウィリアムズ,ナンシー[マックウィリアムズ,ナンシー][McWilliams,Nancy]
アメリカ合衆国ニュージャージー州立ラトガー大学応用専門心理学大学院にて精神分析理論と精神分析的心理療法を教えている。ニュージャージー精神分析・心理療法研究所および全米精神分析心理学会(NPAP)の上級分析家でもある。また、ニュージャージー州フレミントンで開業し、力動的心理療法とスーパービジョンをおこなっている
成田善弘[ナリタヨシヒロ]
1941年、名古屋大学医学部卒業。精神科医、臨床心理士。日本精神分析学会認定スーパーバイザー。現在、桜クリニック嘱託
湯野貴子[ユノタカコ]
国際基督教大学大学院博士前期課程修了。臨床心理士。現在、クリニック川畑臨床心理士、共立女子大学学生相談室カウンセラー。専門は、臨床心理学、精神分析的心理療法、遊戯療法
井上直子[イノウエナオコ]
国際基督教大学大学院博士後期課程博士候補資格取得満期退学。臨床心理士。桜美林大学・大学院臨床心理学専修助教授、横浜らいず心理療法士。専門は、臨床心理学、精神分析的心理療法、集団精神療法
山田恵美子[ヤマダエミコ]
国際基督教大学大学院博士前期課程修了。臨床心理士。現在、東京大学学生相談所カウンセラー、文教大学人間科学部非常勤講師。専門は、臨床心理学、精神分析的心理療法、学生相談(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぼっせぃー
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木々心
anchic
なみこ