目次
第1章 心理臨床における個と集団という視点
第2章 家族における個と集団
第3章 グループ療法
第4章 グループによる訓練
第5章 教育臨床における個と集団
第6章 医療現場における個と集団
第7章 福祉・司法現場における個と集団
著者等紹介
岡田康伸[オカダヤスノブ]
京都大学大学院教育学研究科教授。教育学博士。臨床心理士
河合俊雄[カワイトシオ]
京都大学大学院教育学研究科教授
桑原知子[クワバラトモコ]
京都大学大学院教育学研究科助教授。教育学博士。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るうるう
1
このシリーズは頭から順に読んでいる。最近忙しかったこともあるが、この5巻は、読破するのにこれまでの数倍も時間がかかった。読み応えがあったということでもある。はじめ、「個と集団」というタイトルにまったく興味がわかなかったのだが、中身はとても示唆に富み、自分の問題を考え直させるヒントが多くあった。個人の心を相手にする心理臨床という従来のイメージが大きく変わった。実際、私もまた生きづらさを抱える人間であるが、それは結局、人との付き合いに困難を感じるということ、つまり、私という個と他者という集団の問題なのだ。2013/07/02