出版社内容情報
<内容紹介>
本書は、ユングがクンダリニー・ヨーガの心理学的解釈に関して行なった講義の記録である。彼は、ヨーガにおける各チャクラの体系を、さまざまな水準の意識の局在と関連づけて考えることで、意識の発達を理解・研究しようとした。東洋の精神的伝統の中に西洋との共通点を見出し、集合的無意識と元型という自らの仮説に証明を与えること、さらには西洋で失われた宗教的実践の中に心理療法の本質を探求しようとしたのである。
<目次>
分析心理学におけるクンダリニー・ヨーガの意義(老松克博)
序 ユングの東洋への旅(ソーヌ・シャムダサーニ)
第一講 一九三二年一〇月一二日
第二講 一九三二年一〇月一九日
第三講 一九三二年一〇月二六日
第四講 一九三二年一一月二日
付録一 インドの類例 一九三〇年一〇月一一日
付録二 ハウエルのドイツ語講義におけるユングのコメント 一九三二年一〇月五~八日
付録三 ハウエルの英語講義 一九三二年一〇月八日
付録四 六つのチャクラの説明
内容説明
ユングはなぜ、ヨーガを研究したのか?限られたメンバーのためだけに行なわれた濃密なセミナーへの扉が、今、開かれる。
目次
第1講 一九三二年一〇月一二日
第2講 一九三二年一〇月一九日
第3講 一九三二年一〇月二六日
第4講 一九三二年一一月二日
付録(インドの類例(一九三〇年一〇月一一日)
ハウエルのドイツ語講義におけるユングのコメント(一九三二年一〇月五~八日)
ハウエルの英語講義(一九三二年一〇月八日)
六つのチャクラの説明)
著者等紹介
ユング,カール・グスタフ[ユング,カールグスタフ][Jung,Carl Gustav]
1875年、スイス生まれの精神科医。ジークムント・フロイトと並ぶ深層心理学の開拓者。ユング自身はみずからの体系を分析心理学と称し、集合的無意識、元型といった概念を提唱して、単なる一個人の枠のなかにとどまらない壮大な心の見取り図を示した。1961年、没。従来の約二〇巻におよぶ『著作集』の他に、最近では、長らく門外不出の扱いだった貴重なセミナーの記録が次々と公刊されつつある
シャムダサーニ,ソーヌ[シャムダサーニ,ソーヌ][Shamdasani,Sonu]
ロンドン・ウェルカム医学史研究所の心理学史研究者
老松克博[オイマツカツヒロ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授。ユング派分析家。臨床心理士。精神科医
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感想・レビュー
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Gotoran
roughfractus02