出版社内容情報
【解説】
森田療法とは、森田正馬(まさたけ・一八七四~一九三八)自身の神経症克服体験をもとに作られた実践的作業療法(再教育療法)であり、海外においてもその有効性が認められている。治療目標は「あるがまま」であることで、最初に絶対臥褥(安静)から始まり、症状を不問にして自らの身体を動かす作業を行ない、日常生活訓練に至る過程を通じて「自己実現」「純な心」を得ることで神経症を克服する。現代人のメンタルヘルスに役立つ書。
【目次】
序 あるがまま 自己実現 純な心 理論的な裏付け
■基礎篇
第1章 森田正馬の生涯と治療法の発想
第2章 森田療法とは
第3章 森田療法
第4章 森田療法
※この商品は現在新たに一章を加え、全面組み替えし「新版 森田療法入門」(ISBN;4422113313)として刊行されています。
内容説明
「あるがまま」という生きるうえでの基本的な態度を会得させる自己是認の療法。森田正馬により体験的に創案され、高い治癒率を示す根治療法とその背景を体系的に紹介。神経症とうつ病の症例に加え、精神分裂病への治療接近を試みた意欲書。
目次
基礎篇(森田正馬の生涯と治療法の発想;森田療法とは ほか)
ストレスケア篇(ストレス社会と心の健康;ストレスと心のケア)
臨床篇(神経症の治療)
適応拡大篇(うつ病の治療;精神分裂病への森田療法的接近)
著者等紹介
田代信維[タシロノブタダ]
1938年生まれ。1965年九州大学医学部医学科卒業。1970年九州大学大学院生理系博士課程単位修得、九州大学医学部生理学第一講座助手となる。1971~1973年米国ロヨラ大学医学部薬理学教室に留学。現在、九州大学医学部神経精神医学教室教授。精神病態医学専攻。理学博士、医学博士。九州精神神経学会理事長、森田療法学会理事長ほか歴任。全国精神保健連絡協議会常任理事、福岡県精神保健協会会長ほか歴任
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