内容説明
「エゴグラム」は、人が自分自身や他人を何か意味のある形で見て、そして、それを踏まえて、創造的な行為を発展させることができる簡単な技法を描写するために造り出された用語である。第一部では、エゴグラムの原理を紹介し、重要なパーソナリティのタイプを数例あげている。第二部では、心理社会的な成長の過程、遭遇する抵抗、そして望んでいる部分に変化を起こす場合に必要な特定の行動などについて書いている。第三部では、日常起こる問題の実例記録を取り上げて、その症例が自分自身の努力で、人生を豊かにしていく実際のプロセスを説明している。
目次
第1部 エゴグラムの原理(エゴグラムの起こり;エゴグラムの構成;エゴグラムの実例;エゴグラムの妥当性)
第2部 パーソナリティの変化・成長とエゴグラム(変化の要素;パーソナリティの成長を促す技法の実際;心的エネルギーの流れ―一定の法則)
第3部 エゴグラムの実際(孤独;カップルの葛藤;症状;権威葛藤)
著者等紹介
デュセイ,ジョン[Dusay,John M.]
米国の交流分析の創始者であるエリック・バーン博士の高弟で、国際交流分析協会の前会長であり、エゴグラムの開発によって、エリック・バーン賞を授与されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。