出版社内容情報
【解説】
はじめて心理学に接する学生や一般の人を対象にした入門テキスト。心のしくみとそのはたらきについて、学習、知覚、人格、発達、臨床、社会、文化など、さまざまな角度から解説する。
ここまでは普通の本と同じ。本書のいちばんの特徴は、「あばたもえくぼのメカニズム」「憧れは山のかなたに」などの章題からも分かるとおり、知識を網羅するだけの教科書ではなく、随所に文学的味付けがなされている点にある。
目次
第1章 総論―心の二重性
第2章 学習―月に吠える犬
第3章 知覚―あばたもえくぼのメカニズム
第4章 認知と記憶―私は誰か‐解離の病
第5章 社会―人間はみな兄弟か
第6章 人格―それでも私は私である
第7章 発達1―二人いるから一人になれる
第8章 発達2―憧れは山のかなたに
第9章 感情―私の中の他人
第10章 意識と無意識―わが内なる自然
第11章 臨床―心の癒し
第12章 精神保健―すこやかな心のために
第13章 文化―エロスの復権