出版社内容情報
【解説】
生と死の一体性,及び象徴形成や創造的プロセスについて論じた書。事例や民話などを通して,死がなければ生きる甲斐もないとする,生と死の意味が探究される。
内容説明
どんな人がよき死を死に、よく創造しうるのか?本書は、フロイト、ユング、クライン、ウィニコットの理論、さらには美術批評や人類学の成果も援用しつつ、独自の考察を展開する。心理臨床家はもちろん、芸術と創造性に関心をもつすべての人に贈る。
目次
第1部(死に対する社会的態度―概観;フロイトとユング、そして死の願望;死の瀬戸際で―4人の臨死患者についての先駆的研究;死のはじまり―いくつかのアフリカの物語;死者のための儀式;死に対する病理的な態度)
第2部(象徴と象徴形成―死と創造の意味深い交点;象徴化の性質の再検討からくる臨床的技法の考察)
第3部(創造的プロセスの性質;創造的プロセスに支えられた心理学的機能;創造的プロセスを妨げるもの;死と創造と変容―その心的相互依存性;要約)
感想・レビュー
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- 和書
- 丘をのぼる