出版社内容情報
【解説】
心理療法の進展をさえぎる抵抗は,「善」でも「悪」でもない。患者,その家族,心理療法家の間にからみ合っている抵抗と,その抵抗を解きほぐす方法について論じた書。
内容説明
心理療法が行き詰まったら。本書は、患者、その家族、心理療法家の間にからみ合っている抵抗と、その抵抗を解きほぐす方法について論じたものである。
目次
第1章 抵抗の概念の歴史的展望
第2章 児童、青年、親の治療で生じる抵抗
第3章 抵抗―定義とジョイニング技法による治療的介入
第4章 理論的根拠およびその他の技法との類似点
第5章 ある性格タイプに関連した抵抗の解消―性格分析の一形態
第6章 親のガイダンスと家族治療における抵抗と逆転移の概念
第7章 家族内での抵抗の解消―臨床的な継起と継起療法
第8章 失敗を引き起こす患者と家族
第9章 児童と青年の心理療法における逆転移