出版社内容情報
【解説】
「意識はユングの第一番の関心事であった」と著者は明言。「意識」を対象として考えることの問題点や,フロイトやユングにより「無意識」がどのように設定されてきたか説く。
内容説明
知識と無知の入りまじったただ中で、本書ではとりあえず単純に、意識のうち最も目立つ二、三の現象をとり上げることにした。その際、ユングの類型論を指針として論を進める。
目次
第1章 認識論的問題
第2章 意識の現象学
第3章 意識の構造―意識の中心としての自我、ラテン語エゴ
第4章 意識の所在
第5章 激情理論
第6章 意識の態度メカニズム
第7章 文化史における内向外向の対立問題
第8章 意識の方向機能または基本機能