出版社内容情報
【解説】
箱庭療法は,問題をもつ子供や大人への有力な治療法として治療現場で活用されている。実際の事例,健康な学生の「自己表現」の手段としての箱庭の応用など,研究成果を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
6
箱庭の古典。博士論文であり、統計を用いた客観的な研究も含まれているが、基本的は無理に解釈せず、見守る姿勢の重要さが示されている。2014/05/21
みきすけぶんぶん
2
論文ではあるが、著者のひたむきな姿勢と、また、クライアントの成長がみずみずしい感性で記録されていて感動した。前半は専門用語が多く、一部調べながら読んだ。後半はクライアントが子供だということで、子供ゆえの成長なのか、もしくはやはり箱庭が一定の役割を果たしたのかというのはあいまいとしているが、でもその人の何らかの心の中があらわれるというのは確かなのだろう。治療の必要のない女子大学生の作った箱庭の事例が興味深かった。2025/03/31
清水聖
1
準備中2021/10/02
みあき
1
大学の調べ学習のために、図書館で借りた。2013/08/22
たらこ
1
博士論文を元にした本書。箱庭療法の研究史上、必要なことなのであろうが、やはり統計的処理との相性は非常に悪い。事例は、3つともThが無理な解釈を加えることなく、寄り添い見守った結果が書かれている。2011/10/19
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