アンデルセン童話の深層―作品と生いたちの分析

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アンデルセン童話の深層―作品と生いたちの分析

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784422110967
  • NDC分類 949.73
  • Cコード C1011

出版社内容情報

【解説】
おとぎ話や児童文学への深層心理学的アプローチが盛んになっている。アンデルセンの作品8篇を選び,ユング的アプローチにフロイト的分析も交え,作品世界の意味を探求した。

内容説明

気鋭の児童精神科医が、アンデルセン童話の代表作品8篇をとりあげ、その主人公や登場(人)物などについて柔軟な連想の翼を広げ、主にユング心理学的アプローチをとりつつ、フロイトやアードラー派の解釈も混じえて、ストーリー全体の流れの中で無理なく納得できるような分析を展開する。アンデルセン童話を深層心理学的に考察した日本で初めてのユニークな成果である。

目次

第1部 本書の視点(童話への精神分析的アプローチの意義)
第2部 作品の分析(はだかの王様;すずの兵隊;空とぶトランク;のろまのハンス;マッチ売りの少女;赤い靴;おやゆび姫;みにくいアヒルの子)
第3部 作者について(生いたちから見たアンデルセン童話の心的世界)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryuki Sena

1
心理学の書物として大変面白く読みました。なんというか昔からアンデルセンの物語があまり好きになれなかった理由がわかった気がした……。自分を投影して目をそらしていたかったことが描かれていたからだ。現実的に幸せになれない女の主人公が多いことでこんなもんかと思う気持ちがどっかにあったと思う。そんな事を思いながら今は受け止められている自分は少しでも変わったのだろうか。2014/05/31

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