女性の心の成熟

女性の心の成熟

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422110745
  • NDC分類 143.5
  • Cコード C1011

出版社内容情報

【解説】
女性は少女から娘へ,結婚を経て母親に,更に中年期へと成長し続けるが,その内面的な成熟の道筋はどのようなものか?神話やおとぎ話のユング的な分析を通して考察する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

23
子が一個の人格を確立するためには、特に母の愛「母性」が重要と説く。この母性には二面性があり、善く出れば、子を育て実らせ、悪しく出れば子を離さず、吞み込んでしまう。子をさらい食らう竜女の説話も、母性の強さの裏返しとの見立て。些細なことで子を𠮟りつけ、子の気持ちを分かろうとしないのも、母性により、自分と子を重ね合わせ過ぎるから、つまり鏡に映る自分を否定しているのと同じとの指摘に頷く。親自身が自己を高め、母性により子の善性を引き出す「母子一如性」(著者の造語)に生きるべきとの言葉に共感。2022/05/08

やまと

0
課題図書2010/03/01

ᚹγअәc0̸א

0
・「未分化なアニムス」というワードが頻出するあたりに、昭和終盤期直前のフレーブがあり有難い。著者は女子修道会所属の方のようで、聖書を引用した宗教的考察が多めなのが特徴。処女性の充足や死の結婚のトピックなど。 ・地母神像の紹介で引用されてるレスプーニュのヴィーナスは少し珍しくて好。バリ島のランダをラングダと表記してるのも時代を感じる。スペルは確かにRangdaではあるが。 ・母子ベッタリズムという著者造語?の語感が良。

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