出版社内容情報
【解説】
若き著者を社長候補として鍛える創業者和田哲夫を通じて見た船場商人と船場商法。書名は,経営を開閉自在の扇子にたとえ,不況時にポイントを置いて安定経営を説くことから。
内容説明
船場商法は商売の原点と言われる。著者の義祖父・和田哲夫氏は「最後の船場商人」と言われた方。その言葉と生きざまを通じて船場商法の真髄を体得した和田亮介氏の躍動するエッセイには、今日の経営に活かせる知恵が満ちあふれている。
目次
更紗に賭けた“三つの安全”
銀行家の安心する商売
不況にピント合わせた“扇子商法”
「企業の永遠性」が狙い
居によって社員を整う
徹底した健康管理を貫く
肺ガン防止喫煙法
詳しくは考うべし
招宴はすべて南地大和屋で
忠兵衛さんとの名勝負
人間すべからく陰徳を積むべし
倒産の“ひっかかり”防止法
“オスマン”三社の因縁話
“出番”には入念な身支度〔ほか〕