内容説明
本書は、災害を対象に危機管理の基本原則ともいうべき事前対策を前提に、実践に役立つ具体的な考え方や推進方法について著した。主たる目標は次の三つにある。危機管理に対する基本的な考え方について、災害危機管理の重要性について、災害危機管理をどのように具体的に推進するか。
目次
危機管理とは何か
災害危機管理
災害事例からみた危機管理
災害危機管理と行政組織
リスクと災害リスク
災害危機管理の組織体制
事前対策の重要性―事前対策を推進するには
渦中対策
災害支援・応急対策
大地震災害と危機管理
国民保護法と危機管理
消防団・市民防災組織と危機管理
災害のクライシス・コミュニケーション
著者等紹介
高見尚武[タカミショウブ]
1933年東京に生まれる。1961年3月中央大学法学部卒業後、東京消防庁に入庁。荏原消防署長、消防大学校副校長、企画課長、第三消防方面本部長、消防学校長、指導広報部長、予防部長を経て、セゾングループ顧問(1992~1998年)、同グループ企業の災害リスク管理の指導にあたる。現在、災害リスク管理研究会代表、消防大学校講師、企業危機管理士。消防のマネジメント教育、災害危機管理・リスクマネジメントに関する執筆。米国防火協会(NFPA)会員、日本火災学会会員、日本リスク・プロフェショナル学会評議員、日本山岳写真協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。