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出版社内容情報
父親同士の賭けの結果、公爵の息子ニックは准男爵令嬢のアリスと結婚しなくてはならなくなる。その気のないニックだったが、実際に知り合うと、アリスに惹かれていき……。好評シリーズ続編!
レノーラ・ベル[レノーラベル]
著・文・その他
旦 紀子[ダンノリコ]
翻訳
内容説明
貴族嫌いのアリスは、今まで求婚をうまくかわしてきたが、バリントン公爵の息子ニックとの結婚は避けられなかった。父が賭博の戦利品として娘の結婚を取り付けてきたからだ。サンスクリット語をたしなむアリスは、インドへ行ける機会や、ライフワークの『カーマスートラ』の翻訳に助けを得られるかもと望みを抱き、しぶしぶこの契約結婚を受け入れる。一方のニックにも思惑があって―!?話題のレノーラ・ベル、待望の最新作!
著者等紹介
ベル,レノーラ[ベル,レノーラ] [Bell,Lenora]
アラスカ出身。大工の夫とともにスイス在住。ポートランド州立大学で創作専攻により美術学修士号を取得、世界各地で英語教師として働く。中国に滞在していた2006年、米大手出版社エイボンのサイトで、テッサ・デアやコートニー・ミランなど著名なロマンス作家と出会い、のちに彼女たちの励ましを得て作品を書き上げた。この第1作が2014年にアメリカロマンス作家協会の新人賞であるゴールデンハート賞を受賞し、プロ作家への道が開けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
35
インドの古い文献を翻訳し、インドへ戻しに行く事を使命としているアリス。その為に数々の結婚話を潰してきたが、父が賭博の形で獲得した侯爵ニックを連れてきた。放蕩者のニックを嫌うが、自分の使命に協力するというニックと便宜結婚することに。ニックもまた、先祖代々の病を恐れ放蕩三昧の人生を送るつもりだった。アリスを尊敬し、たちまち恋に落ちるニック。放蕩者の陰に隠されたニックの本質に気づき愛してしまうアリス。人生の目標に邪魔な愛情を否定する2人がたどり着くラストとは…シリーズ3作中で一番おもしろかった!2018/11/15
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
28
面白かったd=(^o^)=b 3作の中では、これが一番好き。読んでても、蘭の良い香りが感じられる。そしてこの蘭のハウスで、1作目のヒーローとヒロインがしてた事も思い出したりして(///∇///)2018/03/29
eko
20
結婚したくない2人の便宜結婚ものですがレノーラ・ベル風味で面白かった!ヒロインのアリスは愛の経典カーマスートラを絶賛翻訳中という斬新な設定、翻訳には実践が役に立つ!と百戦錬磨の放蕩者ニックに性の手ほどきを請う。戸惑いながらも大胆なアリスが良い。ニックの結婚しない理由が切ない。父親思いのニックがステキ♡お互い恋に落ちない契約でしたがやはりそこはね!おかしな使用人、ミステリアスな叔母、ライオンと猫などどこかお伽話チックなのよね。レノーラ作品もっと読みたいな!!とりあえず2を抜かしてしまったので2を。2019/06/14
あすか
10
☆4.72019/01/27
リリウム
4
それなりに際どい描写が多々ありましたが、不思議と下品ではなくむしろ気品ある作風をより際立たせていました。そのためか少女漫画のようなときめきと共に、内緒で小さな悪事を働いているようなスリルも楽しめ、読んでいてバランスがよかったです。2020/06/10