出版社内容情報
「忍びの家があったっていい。俺、すげえ楽しいよ」 ご町内忍者ロマン!ブラック企業を辞め、東京都立川市にある実家の中華料理店で引きこもっていた青年・大倉多聞。
両親の借金のカタに見合いをさせられるが、その相手の家族がどうにもおかしい。
婿入りを前提に相手の家に居候することになったが、
許嫁となった女子高生・杏子も、当主の祖父・藤林源吾も、凄腕の忍術の使い手だった!
車に変化する蛙・山王丸、アイドルオタクとして活動する杏子の兄の三太、黒装束に身を包みある秘密を抱えている母親の美佐など、
おかしな家族とも少しずつ関係性を築いていく。
「立川の大盛りの店を守る」謎のバトルを、中華料理で見事に闘い一皮むけた多聞だったが、
彼が藤林家に婿入りするのには、隠された背景があった。
鍵となるのは、立川で活動をしているある地下アイドルで……。
『僕僕先生』の著者による、現代の「忍者一家」で過ごすことになった青年の日常を描く、
はちゃめちゃボーイ・ミーツ・ファミリーな成長物語!
仁木 英之[ニキ ヒデユキ]
著・文・その他
内容説明
ブラック企業を辞め実家の中華料理店の二階で引きこもっていた青年・大倉多聞。両親の借金のかたに見合いをさせられた相手は忍者一家だった!しかも婿入りを前提に居候することとなり、屋敷中に仕掛けられたトラップにへどもどしつつ、許嫁になった女子高生・杏子、車に変化する蛙、アイドルオタクの杏子の兄など、不思議な家族と生活を共にする。てんやわんやの毎日だが実は多聞の婿入りには隠された背景があって…!?
著者等紹介
仁木英之[ニキヒデユキ]
1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨―五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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