ベルベット文庫 ベアード・トゥ・ユー〈上〉

デイ，シルヴィア【著】〈Ｄａｙ，Ｓｙｌｖｉａ〉/中谷 ハルナ【訳】

集英社クリエイティブ（2013/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 282p／高さ 16cm
• 商品コード 9784420320016
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

NY、マンハッタン。エヴァは運命の男に出会う。完璧な容姿の謎と危険の男・ギデオン・クロスに。身も心もむき出しの愛は、二人を未知の官能世界へ導く――。全世界を席捲する新時代エロティカ。

内容説明

ＮＹ、マンハッタン―人を魅了してやまないその町で、２４歳のエヴァは新しい職場に足を踏み入れた日、運命の男に出会う。誰もが心を奪われる、完璧な容姿の大富豪ギデオン・クロスに。惹かれ合うふたりは、衝動的に情熱的に、ありとあらゆる場所で体を交わす。けれどやがて、たがいに心の中に闇を抱えていることに気づき…。世界各国で大反響を呼んだエロティックな恋の物語、シリーズ第一弾。待望の文庫化！

著者等紹介

デイ，シルヴィア［デイ，シルヴィア］ ［Ｄａｙ，Ｓｙｌｖｉａ］
ロサンゼルス生まれ、カリフォルニア州育ちの日系アメリカ人。欧米圏をはじめロシア、アジア圏でも広く翻訳されている人気作家。アマゾンの年間ベスト・ロマンス作家にも選出、リタ賞や『ｔｈｅ　Ｇｏｏｄｒｅａｄｓ　Ｃｈｏｉｃｅ　Ａｗａｒｄ』『Ｒｏｍａｎｔｉｃ　Ｔｉｍｅｓ（ＲＴ）　Ｒｅｖｉｅｗｅｒｓ’　Ｃｈｏｉｃｅ　Ａｗａｒｄ』など、ノミネートや受賞歴も多数。またアメリカ陸軍の諜報機関でロシア語のエキスパートとして働いた経験もある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆいまある]

ロマンス小説です。確かに冒頭からいきなり発情してたりするんですが、まっとうに読ませる恋愛小説です。力量のある書き手かと。欧米のロマンス小説だとレディースファーストの考えが強いからか、マゾっ子ヒロインて少ない気がするんですが、支配したがる男性と、プレイとして奉仕したがる女性。だけど恋愛の主導権はヒロイン。デートの翌日に贈り物届くとかロマンチックで大変宜しい。好きだからこそ相手の些細な言動に傷ついてしまう葛藤が丁寧に描かれています。セクシーな男性がてんこ盛りで大変(妄想の)目の保養になります。当たりでした。

2019/07/30

[たまきら]

電子小説から紙焼きに…という、フィフティやビューティフルを思わせるこの小説、方程式もほぼ同様。ガール・ミーツ・ボーイ、20代の富豪、未成年時の性的虐待による人間関係への障害。ただ女子の描写が素晴らしい。ヒロインはまっすぐ！仕事もします、できます（フィフティはここがだめだった…）！嘘をつかず、感情を隠さず、かなり早々と「愛している」と言って男子を仰天させ、プレイボーイな彼をリムジンで誘惑し「車ではしたことないから…」と乙女のような言葉を男子に吐かせるパワーを持ってます。他の登場人物もいいですねえ。

2015/12/28

[veri]

エヴァとギデオンがどういう過程で秘密を共有できるようになるのかが気になるところ。ギデオンさんがエヴァさんの地雷を踏みまくるそうなのでそこも気になりつつ笑 エヴァの性衝動は多分秘密に関係あるんだろうなーと思う。ギデオンも然り。まだまだ序盤なのでわからないことだらけですがきっちり読めたらなぁと。余談ですけれどもフィフティでジェイミードーナン氏がヒーローを演じるせいか、ギデオンをジェイミー氏で考えてしまいますσ(^_^;)フィフティも未読なので読めたらなぁと思います。

2014/08/04

[しゅえ]

HOTシーンはたしかに多かった。あっちこっちプレイもいろいろ。いつもならHOTな小説ばっちこい！なのだけど…どうにもちぐはぐな印象を受ける本だった。主人公はセレブな20代のカップルで、ひと目あったその日から盛りまくりやりまくり、しかし些細なことで傷ついては逃げ出しケンカし、という、過去やトラウマがあったとしてもそれ以上に“幼さ”を感じてしまう２人。反面、翻訳が「おかんむり」とか「へいちゃら」とかどうにも古く、のめりこめないままひとまず下巻へ。

2019/05/14

[すもも]

下巻へ

2017/03/18