内容説明
オンマニペメフン。観世音菩薩の秘密真言は、多次元意識を開く鍵。慈悲の雨は五色の光となって、遍く衆生に降り注ぐ。光の粒は、目覚めた意識、六種の世界を輝かす。やさしいチベット仏教入門書。
目次
第1部 仏道の基盤(三宝帰依;菩提心)
第2部 仏の道 大乗の観世音菩薩(観音様のマントラ;六道輪廻を塞ぐ聖音)
第3部 仏の道 密教の観世音菩薩(仏教瞑想の基盤;「キェーリム」生起次第―観世音菩薩の観想法その一;「ゾグリム」究意次第―観世音菩薩の瞑想法その二)
第4部 観世音菩薩を観る(慈雨の光彩;成就の印)
著者等紹介
林久義[ハヤシヒサヨシ]
1959年岐阜市に生まれる。高校卒業後、北海道遊学。インド、ネパール遊学。1983年タルタン・トゥルク最後の公式TSKセミナーに参加。1984年法政大学社会学部卒業。米国加州チベット仏教オディヤン寺院に入門。1985年東洋と西洋を仏法で結ぶという菩薩の誓願を起て、日本全国を行脚し、「梵鐘勧進」を行なう。120人の個人団体より喜捨を募り、梵鐘を制作。1988年東大寺、天河弁財天神社、高野山など全国九ヶ所で「音声供養」行なう後、オディヤン寺院へ梵鐘を寄贈し誓願を成就。オディヤン寺院ヴァジュラテンプル十万体の仏像制作、経典・蔵外教典の制作に関わる。師タルタン・トゥルクよりゾクチェンの教えと瞑想を学ぶ。1993年ブッダガヤセレモニー実行委員として以来毎年参加。また、師と共にインド、ネパール、チベットを巡礼する中、瞑想修行を修める。1995年帰国。仏教徒としてオウム事件を憂い、以来オウム信者脱会カウンセリングを行っている。1997年飛騨高山に移住。2000年タルタン寺建築開始。2002年チベット三度目の巡礼。2006年ブータン巡礼(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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