オウム真理教 偽りの救済

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オウム真理教 偽りの救済

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784420310833
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2018年7月、オウム真理教の教祖・麻原彰晃と幹部信者13人の死刑が執行された。弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件……。
「戦後最大の刑事事件」と言われたオウム真理教の数々の事件の背景には何があったのか? 実態はどうだったのか? 彼らが信じたものは何か? そして、何を残したのか?
著者は、1995年の地下鉄サリン事件以降、オウム報道にかかわり、元信者や裁判の取材を続け、死刑囚・無期懲役囚との面会や手紙のやり取りを続けてきた東京新聞社会部のベテラン記者。
400通に及ぶ手紙を死刑囚や無期懲役囚らと交わし、事件の被害者、元信者、死刑囚の家族たちからも話を聞いてきた。破滅願望と支配欲にまみれた「教祖・麻原」に出会い強烈な神秘体験をしていたら、
同じ時代を過ごした自分も巻き込まれていたかもしれない……著者はそんな思いを抱きながら、オウム真理教と一連の事件、および刑事裁判、警察・検察の問題点に迫っていく。

本書後半の、死刑執行された12人への「墓碑銘」と題された文章では、一人ひとりの幹部信者たちがどんな人柄で、裁判や刑期中にどのように過ごしていたのか、死刑執行をどのように迎えたのかが語られる。
教祖にホーリーネームを与えられ、「殺人マシーン」のように思われていた若者たちの「その後」は、それぞれに個性的である。
あの怒涛のような80年代後半から95年にいたる一連の騒動を覚えている人も、事件後に生まれ何も知らない人も、この驚愕の20世紀の歴史的事実と今、向き合ってほしい。
教祖の妄想から作り出された不可解な価値観を信じ、外部に敵をつくり暴走した教団。陰謀論やフェイクニュースがはびこり、単純な思考によって攻撃的になる現代社会は、
オウム的な世界とどこか似ているのではないだろうか? さらに「オウム化」していないだろうか?
山形刑務所にいる杉本繁郎無期懲役囚は5000枚に及ぶ手記や回想録を書いている。
著者は、杉本との長年の交流に基づき、本書に記された教団で起きた出来事について、知る限りの「ファクトチェック」をお願いしている。

目次:序章/第1章 時代/第2章 超能力/第3章 欲望の象徴/第4章 武装化/第5章 救済殺人/第6章 師弟対決/第7章 捜査迷走/終章 終わらないオウム事件/墓碑銘

著者プロフィール:瀬口晴義
1964年生まれ。東京新聞記者。87年に中日新聞入社。東京新聞社会部で司法担当記者を長く担当。95年3月の地下鉄サリン事件以来、オウム真理教事件の報道を続ける。
元信者や刑事裁判の取材、死刑囚、無期懲役囚との面会、手紙のやり取りを重ねる。2009年8月から2013年10月まで、東京新聞の朝刊1面コラム「筆洗」を担当。
2015年には金子兜太・いとうせいこうを選者とした「平和の俳句」を企画、担当した。著書に『人間機雷「伏龍」特攻隊』(講談社)、『検証・オウム真理教事件』(社会批評社)ほか。

内容説明

14人目の死刑囚は、私だったかもしれない。死刑囚らと面会し、交わした手紙は400通。オウム事件を追い続けた東京新聞社会部記者の集大成!驚愕の事実を今、読み解く。

目次

序章
第1章 時代
第2章 超能力
第3章 欲望の象徴
第4章 武装化
第5章 救済殺人
第6章 師弟対決
第7章 捜査迷走
終章 終わらないオウム事件
墓碑銘

著者等紹介

瀬口晴義[セグチハルヨシ]
1964年生まれ。東京新聞記者。87年に中日新聞入社。東京新聞社会部で司法記者を長く担当。95年3月の地下鉄サリン事件以後、オウム真理教事件の報道にかかわり、元信者や刑事裁判の取材、死刑囚、無期懲役囚との面会や手紙のやり取りを重ねてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

24
市の図書館本で読みました。 東京新聞は2000年からずっと購読しています。著者、社会部の記者としての視点も目立つ本で、自らも含めたマスメディアの報道姿勢等も率直に反省すべき事実が多々あったと認められていますね。 死刑判決となった関係者との手紙のやり取りから見えるものが、かなり率直な筆致で書かれています。やはり死刑制度等についても考えるべきことは多いでしょうし。 公安警察、ではいかんせん、役に立たないでしょうし、日本の司法制度についても考えてしまう本でしたね。 朝まで生TVでは……というのもありますね。2023/04/25

テツ

12
平々凡々な悩み苦しみを抱える人たちが集まり、帰属意識と連帯感に溺れ救われ蝕まれ、群れの熱の中で少しずつ少しずつ社会との隔たりが大きくなり、いつの間にか群れの内側と外側とでは全てが異なっていった。オウムの事件でやらかしてしまった信者一人一人が僅かでも外部の社会の誰かと手を繋いだままでいたのなら、もしかしたら悲劇は生まれなかったのかなと思ってしまう。オウムが起こした諸々の事件は個人の意識や社会風土でケアができる類の暴走だと確信しているので、二度と繰り返さないように語り継ぎ考えていかなければならない。2022/02/05

大熊真春(OKUMA Masaharu)

5
読んだ。2019/09/25

コギー

1
三度目の再読。2020/07/27

コギー

1
思うところあって、図書館で借りて読む。瀬口や多くのオウム関係者(被害者及びその親族、友人知人、信者の親族、友人知人、法曹関係者、マスメディア関係者)が指摘するように、やはり麻原彰晃(松本智津夫)への死刑執行は、世論等を鑑みても当然だが、麻原以外の(元教団幹部を中心とする)確定者(死刑囚)は死刑執行せず、様々なところで自らの過ちや問題点について語ってほしかったと思う。2020/06/23

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