出版社内容情報
沖縄米軍基地反対など今まで日本政府が伝えなかった声を届けるため、アメリカの中枢ワシントンでロビイングを行う猿田佐世の初の単著。著者が日米外交の現場で見た日米関係を歪める仕組みとは?
猿田 佐世[サルタサヨ]
内容説明
なぜ沖縄の声がアメリカに伝わらないのか?日米関係を歪めているワシントン拡声器とは?
目次
1 プロローグ―沖縄をワシントンに伝える
2 日米外交に目を向けるまで
3 ワシントンという街でした経験
4 既存の日米の外交チャンネル
5 日本政府や日本企業とワシントン
6 アメリカに声を伝えるということ
7 日米原子力エネルギープロジェクト
8 様々な声を政策に反映するために
9 ワシントンや外交の可視化を
著者等紹介
猿田佐世[サルタサヨ]
新外交イニシアティブ事務局長。弁護士。1977年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業後タンザニア難民キャンプでのNGO活動などを経て、2002年に日本にて弁護士登録。アムネスティ・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチ等の国際人権団体で活動。2008年にコロンビア大学ロースクールにて法学修士号を取得し、2009年にアメリカ・ニューヨーク州弁護士登録。2012年には、アメリカン大学国際関係学部にて国際政治・国際紛争解決学修士号を取得。2013年にシンクタンク「新外交イニシアティブ」を設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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templecity
1
米国の声を借りて与党がしたいことを言わせるというのはあるかもしれないが、少し左寄りの書である。米国は政権が変わるとスタッフも変わるが、その人材の供給源はシンクタンクである。日頃、知日派と良く付き合っておかないと一面だけの米国の声となってしまう。 2018/03/10
kuronyann
0
わかりにくいところもあったが参考になった。相手にわかってもらうためには友人関係を作り意思疎通をはかれと言っているように思えた。そうあったほうが良いかもしれないが基本はそこではないのでは。ファーストネームで呼び合おうが何回食事を共にしようが相手の間違った言い分を指摘する能力がなければ局面を正すことができないのはこれまでも見聞してきたことだ。日本はアメリカから独立しているのか?の疑問を発する人たちが増えてきたようだ。報道機関は高をくくっているようだがいつかそれに気づく人々が多数を占める日が来るように期待する。2023/07/23