海外ミステリ叢書奇想天外の本棚<br> アリバイ

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  • サイズ 46判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562056705
  • NDC分類 932
  • Cコード C0098

出版社内容情報

入手困難のクリスティー原作本として半ば伝説化していた戯曲版『アクロイド殺し』。マイケル・モートンによる脚本は、原作に忠実ながらもドラマティックに演出が施され、ある仕掛けによってポアロファンをもうならせる。ミステリファン必携の一冊!

内容説明

ある夜、キングス・アボット村の診療所の電話が鳴り響いた。休養隠遁中の探偵ポアロと友人の医師は、その電話で、村の富豪ロジャー・アクロイド卿が「殺された」という報せを知る。アクロイド邸に駆け付けた医師は、書斎の中でムーア人の短剣によって刺殺されたロジャー卿の死体を発見する。家人の要請により、エルキュール・ポアロが捜査に乗り出すが、巨額の遺産相続、行方をくらました富豪の養子、過去の不可解な毒殺事件、それに絡む正体不明の恐喝者など、事件は錯綜として、混迷の度合いを深めていく。そんな中、ポアロは関係者一同の前で、「みなさんのうち、どなたもが、なにかを隠しておいでになる」と指弾するのだった。名探偵ポアロの灰色の脳細胞は、果たして、真相に辿りつけるのだろうか…戯曲版ならではの息詰まる台詞の応酬―舞台に上がった名探偵ポアロの毅然とした千両役者ぶりに、大向こうから「待ってました!」と声がかかる!“犯罪の女王”高峰アガサ・クリスティー最後の未踏ルート―『アクロイド殺し』の戯曲化作品(マイケル・モートン脚本)『アリバイ』が、旧訳から半世紀の時を経て、新訳完全版で、遂に、その幕を開ける!

著者等紹介

クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ] [Christie,Agatha]
1890~1976年、イギリスの推理作家。ミステリーの女王と呼ばれ、多くの世界的ベストセラーを生み出してきた

モートン,マイケル[モートン,マイケル] [Morton,Michael]
1864~1931年、イギリスの劇作家。主な作品にDetective Sparkes、The Yellow Ticketなど

山口雅也[ヤマグチマサヤ]
神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業。在学中よりミステリ関連書を発表。1989年に『生ける屍の死』で本格的な作家デビュー。95年に『日本殺人事件』で第48回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

63
『アクロイド殺し』は、ポアロの言動がちょっと納得のいかない作品だったが、戯曲版の『アリバイ』はなかなか面白かった。ライトが当たる舞台上だけで話が進んでいく。それ以外の場所であったことは、すべて舞台上にいる人物たちの会話で語られることになる。だから、ポアロが勝手にどこかに調査に行ってきたと語っても、小説のときほど違和感がなくなる。そして、言葉の応酬だけであるため、会話がピリッとしまってくる。ポアロとシェパード医師の会話のなんとスリリングなことか。話している人物の表情まで見えてくるようだ。2023/11/28

geshi

30
傑作『アクロイド殺し』の戯曲版。原作の衝撃を越えることは不可能なので劇としての余韻を味わえる形になっている。元は隠していた関係性を分かりやすく出してキャラクターの立ち位置を平易にしているのは正しいアレンジだと思う。何より現場が目の前にあるので、トリックがそこにあったと見ている側に確信させる実在感の強さがある。原作よりもポアロを紳士的にしたことと、あるキャラの設定を変えたことが効果的で、ラストでクリスティーのポアロではあり得ない行動を取らせるのが胸に響く。2019/07/19

タリホー

8
『アクロイド殺し』の戯曲化。映画「情婦」に出演したチャールズ・ロートンが世界で初めてポアロを演じたとして有名。話の流れは原作に沿っているが、ポアロに女中がいたり、凶器の短剣が本の栞として使われていたりと、所々に改変やカットされた部分がある。原作ならではのトリックが使えないため、タイトル通りアリバイの面をポイントにしている。結末については舞台劇として妥当な落し方かなと思うが、やはり物足りなさは感じる。2020/03/12

engidaruma2006

5
アガサ・クリスティの代表作『アクロイド殺し』の戯曲化作品。小説版のあの有名な技巧を、戯曲ではどうするのかが一番の関心事だったのだが、このアレンジは見事。こっちの方がポアロの推理に無理が無いし、不満も残らないだろう。 山口雅也さんの訳文が凄く読み易くて良かった。当初はポワロのセリフが小説版よりへりくだっているのが気になったが、最後の場面で逆にそれが生きてきて、胸に迫る物があった。これは文句無しの傑作。2019/07/15

しゅー

2
★★ クリスティーの有名作品を当時の劇作家が戯曲化したと言う珍品を、ミステリ作家山口雅也さんが新訳。有名作だけに私のように犯人を知って読む読者の方が多いことでしょう。巧く戯曲化されているな、とは思います。ただ、あくまでもクリスティーファンが楽しむものですかね。2019/08/23

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