藤原家のたからもの

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784420310734
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

夫・藤原正彦と三人の息子たち、義父・新田次郎や義母・藤原てい、父や母との思い出の詰まった「たからもの」を綴る。著述家・研究者であり、妻として、母として過ごしてきた著者によるエッセイ集。

内容説明

ささやかな品々と、かけがえのない物語。夫・藤原正彦と息子たち、義父・新田次郎や義母・藤原てい、家族の思い出にあふれた「たからもの」を描く、珠玉のエッセイ集。

目次

料理本シリーズ
インドのパンジャビスーツとスタールビー
新田次郎のリュックサック
三冊の母子手帳
亡き母のレシピ
ニューヨークの銀食器
マヨルカ焼きの小物入れ
夏休みの日記帳
八ヶ岳の農作業帽子
トゥンジャイのティーカップ
ペラ・パレスとオスマントルコ風カップ
赤い子供服
百年前の楽譜
絵手紙の大福餅
ファイターズ少年野球
ラブレター

著者等紹介

藤原美子[フジワラヨシコ]
心理学者・エッセイスト・翻訳家。米国プリンストン生まれ。お茶の水女子大学修士課程(発達心理学専攻)修了後、数学者の藤原正彦氏と結婚し、三人の子育てをしながら心理学の教鞭をとり執筆活動を続ける。現在、ハリウッド大学院大学教授、筑波大学附属視覚特別支援学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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も ち@病気療養入院中のためオヤスミしています。

27
「少ない持ち物で暮らす生活が良い」とされる今の世相。この本に載っている「たからもの」はそういった主義の人たちからは「すぐに捨てなさい」と言われてしまうような物が多い。例えば「農作業帽子」。例えば「夫妻で旅したインドで着た民族服」。だが、作者である彼女はこれらを捨てない。彼女にとってこれは「古い不用品」では無い。彼女にとっては、手にするだけでそれらは体温を持つ、家族であり仲間になるのだ。夫妻で歩いたインドの道や、温度、湿度、交わした会話を雄弁に話し始めてくれる。間違いなく、これらは全て「たからもの」なのだ。2016/05/23

yuko

15
母からのおすすめ本。藤原正彦さんの奥様、藤原美子さんのエッセイ。明るく行動的に人生を楽しんでいらっしゃる様子が素敵。文章も知的なユーモアにあふれていて、とても楽しかったです。「国家の品格」の正彦氏の、また違った側面が知れるのもおもしろく、彼によるあとがきの弁明もなんだかかわいらしく思えてしまいます。2016/08/25

Iku

14
藤原正彦氏の妻美子さんのエッセイ。義理の父は新田次郎、母は藤原てい。なんだかお堅そうなイメージがありましたが、パワフルで愛される人柄に惹かれました。イギリスに住んでいた頃の隣人ブライアンのラブレターに心浮き立つなんてエピソードもよかった。2016/03/07

なにょう

12
人生明るく楽しく。海外にも出るし、山にも登る。行くさきざきで人に親切にして貰えるのはこの方の人徳か。★トルコ滞在記が良かった。豪奢なペラ・パレスホテル。乾物や蜂蜜などを扱う小さな商店が集まるガラタ橋近くのエジプシャン・バザール。戦って勝ち取った独立。独立の父ケマル・アタチュルク。行ってみたい。2019/08/28

Mayu

6
藤原美子さんの本二冊目。あとがきに藤原正彦氏が書かれているように、前作よりも面白くなっているように思いました。紹介されている品物自体もとても素敵ですが、それにまつわるエピソードが宝物たる所以なんですね。トルコやスペインなど、行ってみたいなぁと思っている国々の描写もありうっとり。旅行前にはガイドブックを頼りにしがちですが、住んでいたり、旅行した方の著作を読むというのはいいアイディアだなと。藤原正彦さんの著作に書かれているシーンを別の視点から見れる、という面白さもありました。ご家族仲良しで素敵です(^_^)2016/06/28

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