出版社内容情報
殺処分寸前だった犬が起こす奇跡の物語
ブルース歌手大木トオルは捨て犬チロリを救い、一流のセラピードッグに育て上げる。やがて二人は、日本のペット社会の現実に立ち向かっていくことに…。人と犬の絆を描いたノンフィクション。
内容説明
殺処分寸前の捨て犬だったチロリが、セラピードッグになって多くの人を救う。数々の奇跡の裏には大木トオルの強い思いがあった…人と犬の絆を描いたノンフィクション。
目次
第1章 “ペットの収容所”からかかってきた電話
第2章 チロちゃん、ごめんね
第3章 赤十字のベストを着た誇り高き犬たち
第4章 チロリとブルースマンの出会い
第5章 賭け 捨て犬をセラピードッグに
第6章 奇跡を起こしていくチロリ
第7章 チロリの後輩、ピース
第8章 天国に旅立ったチロリ
第9章 犬との愛の絆で結ばれた人々
著者等紹介
上之二郎[ウエノジロウ]
1947年、東京生まれ。上智大学中退。週刊誌のライターを振り出しに幅広いジャンルを手がけるノンフィクション作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともも
1
知人がセラピードッグ養成をこの人から習っているとのことで、興味があり読んでみた。この人の活動のおかげで、殺処分される犬はかなり減ったけれど、その数はまだかなり多い。せめて、飼い犬が飼えなくなったら、飼い主の腕の中で安楽死させて欲しい。二酸化炭素で窒息死させるなんて残酷過ぎる。。2011/06/11
ころんママ
0
この本はずいぶん前に発行されたものだと思うけれど、本のタイトル通り大木さんはずーっと遺棄犬や被災犬の保護活動を続けておられる。その事を前提において改めて読むと、「約束」という言葉の重みが増し、感動二倍です。
Sena Nema
0
他の皆さんと同意見なので、省略させてもらって。。 この本を読んで、動物介在療法・活動 に興味が出ました。 将来、やってみたいと思っています。 2011/06/27
LIBRA
0
ブルースシンガー大木トオルさんが日本で、初めてセラピードックを育成するまでの話。(動物本は、死んだりすると涙が止まらいので、あんまり読みたくない感じだったのですが・・)大木さんは、幼少の頃から、孤独で、犬が、かけがえの無い友人だったのです。そんな中チロリは、保健所で、捨て犬として殺される所、偶然に大木さんに助けられ、そして、仲間が死んで行くのを見ていました。それから、セラピードックとして猛特訓をして活躍するのです。病院で、心を閉ざした患者さんが、チロリによって、生きがいを見つける所に、感動しました。2011/07/13
あきこ
0
あ~ダメだ。犬ものに弱いのだ。涙なくしては読めない。しかし、これは涙頂戴ものではなく(私は泣いたが)犬と共に犬の地位向上を目指した人の記録だ。今では当たり前のセラピー犬がこんなに最近の活動であったなんて驚いた。犬は家族だと思ってずっと飼ってきたので、捨てる人のことを少数派の愛情に欠けた人だと思ってきたが、日本の法律自体が犬猫を物として扱っていることが、捨て犬、猫を招いていたなんて驚いた。自分の認識のなさにも驚いた(犬好きのくせに)たった一人でこのような活動をした人がいたことは日本人として誇りに思う。2011/03/02
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