内容説明
龍馬と弥太郎―真冬の京都の夜のしじまに、明日への夢を熱く語り合った、男と男の心が触れ合う音がする。最期の十二刻、二十四時間を掘り起こして龍馬暗殺の真実に迫る意欲作。
著者等紹介
岳真也[ガクシンヤ]
1947年東京生まれ。作家、法政大学講師。1966年、慶応大学在学中に学生作家としてデビューし、多彩な執筆活動を繰り広げて注目される。1998年に著した『吉良の言い分 新説・忠臣蔵』(小学館文庫)がベストセラーとなり、以後積極的に時代・歴史小説を書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
8
龍馬が暗殺される直前の24時間にスポットをあてた物語。回想として過去の話を挟みながら物語は進んでいきます。龍馬暗殺にいたるまでの経緯を知っている人には斬新な切り口で面白いかもしれませんが、ほとんど知らない人にはこの本はちょっと難しいかも。もう少し龍馬のことを詳しく知ってから読めばまた違った印象だったかもしれません。勉強不足が悔やまれます。★★★2010/06/04
みかりん
5
古舘伊知郎のトーキングストーリーで 坂本龍馬の最後の話を見たばかりだったので 読んでみました。龍馬が殺される前の日から 当日までの話です。国を変える為に皆んなに必要とされた人物。あっと言わせる考え。ほかの人より 考えが 1歩も2歩も先に行ってる為 理解されず暗殺に…。もし龍馬が生きていれば また違った道を辿っていたのかもしれない。2019/01/18
わゆ
2
佐幕派・討幕派、いずれの陣営からも危険視された龍馬。舞台を暗殺前夜からその時間までにしてあり、その時間軸を追いつつ龍馬の成してきたことの振り返りを行って読み応えアリ。2010/03/17
asajee
2
龍馬伝,欠かさず観てます。この本は、龍馬の最後の2日間に、彼が過去を振り返る形になってます。龍馬伝を観ている方にとって、龍馬についての予習復習をするのにちょうどよいと思います2010/03/03
更新停止しました。ありがとうございました。
1
大河ドラマキャスティングで脳内変換しちゃったからひじょうにヘンな感じ。内容は特に目新しさはなかった、かな。大河ドラマ効果の一環で発売の機会を得た本なのかな?2010/04/22