内容説明
今は、IFRSを採用するタイミングではありません。しばらく「足踏み」する勇気を持ってください。トランプの「アメリカ・ファースト」、イギリスのEU離脱、世界は今、行き過ぎたグローバリズムへの反省から、ナショナリズムへ回帰しようとしています。グローバリズムの産物であるIFRSも各国の国益に沿う各国会計に回帰するのは必然です。
目次
一歩遅れのIFRS入門―今さら知らないとは言えない『IFRSの世界』(学者も会計士もよく知らないIFRSの中身;日本の会計基準のどこが悪いのか;失語症に罹った日本の会計界 ほか)
1 イギリスEU離脱(BREXIT)の衝撃(国際会計基準、空中分解の危機;盟主を失ったIFRS;原則主義では会計はできない! ほか)
2 IFRSの真相―そろそろ知っておくべき裏の姿(こんな会計を信用できるか;「当期純利益」の表示を禁止したいIASBの腹のうち;IFRSで荒稼ぎする人たち―日本にもいる、仮面をかぶった強欲者たち ほか)
著者等紹介
田中弘[タナカヒロシ]
神奈川大学名誉教授、博士(商学)早稲田大学。(一財)経営戦略研究財団理事長、英国国立ウェールズ大学大学院(東京校)教授、ホッカンホールディングス株式会社社外取締役、辻・本郷税理士法人顧問、日本アクチュアリー会客員、(一財)日本ビジネス技能検定協会会長。1943年北海道札幌市生まれ。早稲田大学卒業後、同大学大学院で会計学を学ぶ。1993年‐2014年神奈川大学経済学部教授。2000‐01年ロンドン大学(LSE)客員教授。公認会計士試験委員、大蔵省保険経理フォローアップ研究会座長、郵政省簡易保険経理研究会座長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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