内容説明
基準の設定の背景を含めた詳細な解説によって明らかにする。それぞれのIFRS規定が、どのような目的のために作成されたのか?IFRSに施された改訂は、どのような不都合を解消するためであったのか?
目次
第1章 資産負債アプローチの意味―どのように包括利益や当期純利益を決定するか
第2章 年金会計(確定給付制度)―IFRSの中でのユニークな会計処理
第3章 株式に基づく報酬―IFRS第2号の解説
第4章 有形固定資産を巡るIFRS―金利の原価算入・資産除去債務及び資産の減損も含む
第5章 無形資産及びのれん―IAS第38号及びのれんの非償却を巡る議論の解説
第6章 サービス委譲契約に関する会計基準―会計処理(IFRIC解釈指針第12号)と開示(SIC第29号)の主要ポイント
著者等紹介
山田辰己[ヤマダタツミ]
1976年慶應義塾大学商学部卒業。公認会計士。住友商事株式会社、中央青山監査法人、国際会計基準審議会(IASB)理事を経て、2011年9月に有限責任あずさ監査法人パートナー(元理事)。2014年2月から国際統合報告評議会(IIRC)アンバサダー、同年10月から国際評価基準審議会(IVSC)評議員、2015年9月から中央大学特任教授、2016年4月から公認会計士・監査審査会委員。1995年から2001年まで国際会計基準委員会(IASC)日本代表を務め、2001年から2011年までIASB理事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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