出版社内容情報
筆者の実務経験に基づく粉飾発見法を詳述。東芝粉飾、シャープ経営破綻をエクセル利用の統計的分析手法を取り入れ徹底究明。
井端和男[イバタカズオ]
内容説明
粉飾発見法を詳述、粉飾を年代順に整理・解説。時代ごとに主な粉飾には財務分析による事例研究を掲載。エクセル利用の統計手法を取り入れ、東芝粉飾とシャープ経営破綻を徹底糾明!!
目次
第1部 総論(最近の粉飾の特徴;最近の粉飾の手口;粉飾発見のための財務分析法)
第2部 事例研究(最近特に話題になった粉飾;資産水増型;売上水増型;売上先行計上型;局地型)
第3部 直近の粉飾(直近第1期における粉飾;直近第2期における粉飾;直近第3期における粉飾;直近粉飾の総括;これからの粉飾の予想)
第4部 統計学利用の粉飾発見法(はじめに;ケーススタディ)
第5部 東芝の粉飾とシャープの経営破綻(東芝の粉飾;シャープの経営破綻)
著者等紹介
井端和男[イバタカズオ]
1957年一橋大学経済学部卒業。4月日綿実業(現双日)入社、条鋼鋼管部長、国内審査部長、子会社高愛株式会社常務取締役などを歴任。1991年7月公認会計士事務所を開設。公認会計士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaz
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第5版以降、大型倒産を含む事例として取り上げられているのは「スカイマーク(粉飾ではない)」「江守グループホールディングス」「東芝」「シャープ(粉飾ではない)」。教訓としては面白いが、事前に粉飾を見抜くのに役立つかと言えば、さほどの内容ではない。東芝、シャープ等の事例にしても、記載内容は通常のマスコミ報道でわかるレベル。回帰分析は、一見もっともらしいようだが、傾向を数値化する以上の意味は無いのではないか。 2017/01/15
定年後億り人rintarou
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実際のところ忖度での粉飾では、トップの暗黙の了解とトカゲのしっぽ切なので、内部統制は難しい。