出版社内容情報
新たな「地方公共団体の財政健全化に関する法律」を解説したもので、決算統計を読みながら健全度のポイントを述べ、健全化に向けた最新の施策を紹介したものである。
内容説明
借金に抱かれた自治体財政、破綻の危機をどう回避するのか。決算書から危機のシグナルをいち早く発見。財政健全化法の成立の経緯から制度の詳解、決算書の読み方、政府の健全化への取組み、そしてこれからの危機管理を解説した自治体関係者必読の書。
目次
第1章 再建制度から再生制度へ(再建制度の見直し;自治体の債務と各国の“破綻”制度;新たな財政再生制度の創設へ)
第2章 健全化法の制度と自治体財政(健全化法の解説;健全化法の運用;健全化法と自治体財政)
第3章 自治体決算から読む財政の健全度(自治体の決算と会計区分;「決算カード」から読む財政の健全度)
第4章 財政健全化への取組み(健全化法の有用性と課題;財政健全化への取組み)
第5章 自治体のこれからの財政危機管理(財政危機の認識;これからの危機管理―市民主義のガバナンスを構築する)
資料
著者等紹介
兼村高文[カネムラタカフミ]
1950年生まれ。専修大学大学院博士後期課程単位取得後、明海大学経済学部専任講師、助教授、教授を経て、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授。専攻は地方財政論、公会計論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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