内容説明
成年後見制度は、痴呆性高齢者、知的障害者、精神障害者など判断能力が十分でない方々の財産管理や生活・健康への配慮について、法律面から支援する制度です。本書は、事例やQ&Aを用いて、新しい成年後見制度の内容から具体的な利用手続きまで、やさしく解説しました。また、各種申立書の記載例や相談窓口の一覧表を収録し、使いやすくしてあります。
目次
序章 こんなときに成年後見制度を(一人住まいの高齢者が倒れた;預金通帳から大金が;二世帯住宅にしたが;被害妄想から家を売り急いだ ほか)
第1章 成年後見制度とは(総論;法定後見制度;任意後見制度;後見登記制度)
第2章 成年後見制度Q&A(対象者の具体的区分;浪費者;身体障害者;外国人 ほか)
著者等紹介
額田洋一[ヌカダヨウイチ]
弁護士。1956年生まれ。’83年弁護士登録(第二東京弁護士会)。日本弁護士連合会司法制度調査会で成年後見法大綱の策定に、第二東京弁護士会で高齢者財産管理センター“ゆとりーな”の設立に関わる。また、最高裁判所家庭規則制定諮問委員会幹事、東京都高齢者福祉施設サービス点検調整システム検討委員会副委員長等を務める。現在、東京都社会福祉協議会権利擁護センター“すてっぷ”法律専門相談員、契約締結審査会副委員長。著書に「成年後見制度の改正と銀行実務の留意点」(2000年)、共著に「新成年後見制度と銀行取引Q&A」(2000年)「遺言書の書き方Q&A」(2000年)、共編著に「Q&A成年後見制度解説」(2000年)ほか、論文多数
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