内容説明
本書は金融商品の時価会計について、会計学の視点のみならず、ファイナンス理論の視点も踏まえた統合的なアプローチを試みたものである。具体的には、金融商品の経済的特徴及び時価評価手法を検討、それに立脚した時価会計処理のあり方を考察したものである。
目次
第1部 金融商品と時価会計(金融技術革命と時価会計;金融商品の時価会計モデル;諸外国での金融商品会計―金融機関を中心に ほか)
第2部 キャッシュフロー評価の基礎概念(金融商品の分解と統合;金融商品の時価概念;キャッシュフローの時価評価手法―スポットイールドカーブ分析 ほか)
第3部 会計処理と開示(金融商品の時価会計の基本構造;スワップ取引の時価評価と会計処理;先渡取引及び先物取引の時価評価と会計処理 ほか)