内容説明
企業経営の静態的側面と動態的側面を探究する現代経営学は、変化する時代、変化する社会、そして変化する世界と共に歩み、そうした激しく変動する新しい経営環境に適応できる理論と構造をもった新しい経営学を構築していかなければならないという運命を担っているのである。しかし、そのためには何よりも経営学における基本的理論や概念、さらには知識を深く学び理解することが重要である。筆者が本書を執筆しようとした主なる動機はここにあるといえる。以上のことをふまえ、筆者はできるだけ経営の過去と現在の問題にも目を向けつつ論を進めた。
目次
経営の基礎的概念
経営の史的展開過程
経営学における事業の重要性
変貌する産業社会と新しい事業=市場機会の創造
企業の基礎的概念―企業を見る視点
企業体制の発展と経営規模及び企業集中の問題
企業集中の形態と企業系列の問題
企業形態
イギリスにおける産業革命と資本主義的生産様式の生成
経営の循環過程〔ほか〕