内容説明
近年、わが国をはじめ先進諸国における会計規制はますます強化される傾向にある。そこで本書では、まず会計規制の意義が検討される。そこでは、その必要性を是認する立場がとられている。そのうえで、会計規制の策定にあたって基礎に据えられる会計理論の性格や会計規制の実施から生ずると予測される経済的影響の考慮など基本的な問題の考察を行った後、規制主体、規制目標、規制手段等会計規制の構造の検討へと進むことで、会計規制を総体として論ずる形がとられている。
目次
会計規制の意義と形態
会計規制の理論的基礎
会計規制の経済的影響
会計の規制機関
会計規制の目標
会計規制の手段(企業会計法を中心として;会計原則を中心として)
会計規制の国際的調整
会計規制―要約と課題