内容説明
相続税・贈与税関係における平成2年度の主要な改正は、住宅取得資金の贈与にかかる課税の特例制度の2年間延長、計画伐採する立木に係る相続税の延納利子税率の引下げ、国等に相続財産を贈与した場合の非課税対象法人に公益法人が追加されたこと、さらに障害者控除および特例障害者非課税信託の対象として障害者の範囲の拡大等です。本書は、民法との有機的な関連を重視し、判例通達で示された解釈をふまえて、一貫した理論的基礎の上に、実践の方向をも示唆した、学習及び実務に役立つ基本書です。
目次
第1章 相続税法の構成と特色
第2章 相続税の課税要件
第3章 贈与税の課税要件
第4章 相続税の手続規定
第5章 贈与税の手続規定
第6章 雑則および罰則
第7章 財産の評価