集団左遷

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集団左遷

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  • サイズ B6判/ページ数 353p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784418935116
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

未曾有の不況にあえぐ不動産業界。財閥系不動産の三有不動産も、好景気時の計画にそって抱えた大量の人員で、経営は圧迫されていた。人事担当副社長の横山は、人員計画の失敗を解消すべく、不要人員の解雇を画策。50人のダメ社員を集めて、「首都圏特販部」をつくり、かねてより自分にタテつく篠田洋を部長に据え、無理な販売計画を押しつける。よこしまな策謀を打ち破るべく、篠田と部下たちは懸命の闘いを繰り広げるのだが……。「首都圏特販部」という名の“雇用調整収容所”に入れられた男たちの壮絶な闘いを俊英江波戸哲夫が描く渾身書き下ろし小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

TAKA0726

13
1993年7月初版、バブルの後始末の不動産会社の物語。ベテランすぎて稼ぎより給料が高い余剰人員を掃き溜めの部署を作り、売上未達なら解雇するという経営の論理。部署内にスパイを使って、見込み先を妨害する副社長。企業としてのガバナンスもなく、嫌な思い、終わり方もあっさりしすぎで消化不良。TBSドラマ化で気になるがタイトルは「集団左遷」だが、原作は同作者の「銀行支店長」、かなり前に映画化もされており、篠田が中村敦夫、滝川が柴田恭兵(ドラマでは同名で神木隆之介)、今村春子が高島礼子、花沢が小坂一也、横山が津川雅彦。2019/03/15

コリディ

11
4点。日曜ドラマの原作なのかなあ?もしそうなら脚本が池井戸さんなのかな。全く違った話でした。多分、銀行支店長が、ドラマの原作なのでしょう。さて本作、25年も前の不況真っ只中の、不動産業界、キャラはまあまあだが、ストーリーは全く面白くなかった。2019/07/20

かつ

3
読んだ後、非常に気分が悪い。誰も報われなさすぎ。2019/04/27

Gonta55号

2
再読も後味の悪いことこの上ない。これを忠実にドラマ化したら…それは無理か2019/04/10

wakazukuri

1
もうやりきれない。不況のさ中の不動産会社が、人員削減のための部署「首都圏特販部」を作り、無理な販売計画が実現できなければ50人の部員を解雇。めげずに何とか実現すべく一丸となって戦っているはずが、販売実現しそうになると壊される。腹立たしくてたまらない。裏切り者も社長の座を狙う者も。人が好過ぎる者もいて、イライラする。特販部を束ねる本部長が事故で悲惨な最後を迎えるが、残された日記を読んだ者は、暑いものがこみ上げてきて・・・最後、副社長が解任されたのはスッキリするが、やりきれなさが募る。2019/06/24

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