出版社内容情報
草創期の日本人が触れていた自然をいま目の前に見せてくれる。
歴史・自然に関心がある人、必読の書。―養老孟司
・『古事記』の動・植・鉱物を1000点以上のビジュアルで解き明かす
・歴史好き必読。本居宣長の解釈を補強する新しい『古事記』の本
・身近な自然や神社が古代に繋がる、知的刺激に満ちたフィールドワーク
天岩戸の前で啼いた長鳴鳥とは?ヤマタノオロチの目に似ていたという「赤かがち」の実とは?アマテラスが身につけていた勾玉の材質は?1300年前に記された最古の書物『古事記』に登場する動・植・鉱物を、生物研究家である伊藤弥寿彦氏が現代日本に訪ねた圧巻の博物誌。映像ディレクターでもある著者自らが撮影したビジュアルは、古代日本人の豊かな自然観を実感させ、新しい『古事記』の世界が開けます。本居宣長以来の通説と異なる独自の解釈など、知的刺激に満ちて面白い!読み物図鑑です。
内容説明
古代日本人はどのような生物、植物、鉱物などを認識していたのか?それを何と呼んでいたのか?どのように利用していたのか?現代の認識では何の種に相当するのか?古代神話と地続きの日本を歩く、圧巻のフィールドワーク。
目次
天地開闢
イザナギとイザナミの結婚と島生み神生み
イザナミの死
黄泉の国
三貴子の誕生
スサノオの狼藉とアマテラスとの誓約
天岩屋戸
スサノオの追放と五穀誕生
八岐大蛇
八雲立つ
稲羽の素兎
オオナムヂの受難
オオナムヂの根の国での試練
オオクニヌシの妻と子たち
オオクニヌシの国づくり
スサノオの子オオトシの系譜
アマテラス使者を送る
オオクニヌシの国譲り
天孫降臨
その後のサルタビコとアメノウズメ
ニニギとコノハナノサクヤビメの結婚
ホオリ(山幸彦)とホデリ(海幸彦)
ホデリ(海幸彦)の服従
ワカミケヌ(神武天皇)の誕生
古事記 序
著者等紹介
伊藤弥寿彦[イトウヤスヒコ]
昭和38年(1963)東京都生まれ。昭和56年(1981)学習院高等科卒業。昭和60年(1985)、米国ミネソタ州・セント・クラウド州立大学卒業(動物学専攻)後、東海大学大学院で海洋生物を研究。20年以上にわたり自然番組ディレクター・昆虫研究家として世界中をめぐる。初代総理大臣・伊藤博文、また横浜の開発・発展に寄与した横浜三名士といわれる実業家で「易聖」と称された易断家・高島嘉右衛門は曽祖父に当たる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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