出版社内容情報
SNSで話題のコミックエッセイ!
涙なしには読めない、かけがえのない命の物語、待望の書籍化!
紙版には初版限定特典が付きます。
長年にわたり、犬猫の保護活動に携わってきた著者のtamtam(タムタム)さんが、
自身の経験を通した保護犬たちとの触れ合いを優しい絵と言葉で綴ります。
「保護活動のイメージを変えたい!楽しいこともたくさんあるんです」
と語るように、個性あふれるホゴイヌとの心温まるストーリーが満載!
尚、本書の売上の一部は、保護犬の支援活動などを行っている団体に寄付されます。
内容説明
どうか知ってほしい…それは、命と愛の物語。
目次
1 ボス
2 チロちゃん
3 ランちゃん
4 モカ
5 ビビちゃん
6 シロさん
7 チョコちゃん
著者等紹介
tamtam[TAMTAM]
公益財団法人の動物保護団体に勤務後、生活の傍らで保健所から犬猫を預かり里親を探す“一時預かりボランティア”を細々と続ける。2018年から自身の経験を通した漫画をインスタグラムに投稿し、話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
41
読みながら涙が止まらない。動物の命や尊厳について考えさせられた一冊。私が子どもの頃は野良犬が普通にいて、時折保健所の罠が置かれていた(それにまんまとかかったうちの脱走犬🐶平謝りで引き取った)。今は野良犬なんていなくなったけれど、殺処分を待つ子はいなくならない。近年テレビなどで保護活動が一般に知られるようになり、周りでも保護犬や保護猫をお迎えする人が増えた。知る人が増えれば助かる命も少しずつ増えると思う。コロナ禍で犬猫を飼う人が増え、同時に手放す人も増えたと聞く。人間の身勝手で動物を不幸にしてはいけない。2023/08/18
宇宙猫
13
★★★ 色んな事情で悲惨な状況にあった犬を引き取り、里親を見つける活動のコミックエッセイ。気長に人間は怖くないと教えていく姿は素敵。写真を見ると本当にかわいい子たちばかり。犬も猫も飼うんじゃなくて保護施設から引き取るのが常識になって欲しい。2024/05/12
たっきー
12
保護犬を引き取り、里親探しをしている著者のこれまで引き取ってきた犬との生活を描いたコミックエッセイ。高齢者の死去・施設入所などの理由で犬を飼えなくなってしまい、保護される犬が多くなっているということだが、それは必ずしも高齢者だけではない。誰もが突然自分に何かあったときに飼えなくなる可能性をよく考えて犬を飼うようにというメッセージが重い。自分では犬を飼わず、でも保護施設に度々足を運ぶ高齢者をみて、飼うことだけが動物を愛することではないとも。2025/07/06
新田新一
10
著者のタムタムさんは、保健所から犬猫を預かるボランティアをされています。預かっている間に里親を探します。ご自分の経験を漫画にされて、それが本にまとまりました。犬たちの世話をする時の苦労や喜びが、優しいタッチの漫画として描かれており、読み応えがあります。笑えるところもあるし、泣けるところもあって素晴らしい本です。野犬で怖い目に遭って、いつもおどおどしているビビちゃんが、少しずつタムタムさんに慣れる話などは、涙なしは読めません。この本を読むと、犬を飼って捨ててしまうのは、残酷な行動であることがよく分かります。2023/09/04
きょん
6
こういう本を読むと涙が出てしまうんだが、泣いてる場合ではないんだよな。殺処分は減っている。殺されない代わりに、一生、日の当たらないじめじめした施設の中で散歩も思うようにできず暮らし続ける。本当の幸せとは? 飼えないんなら飼うなよ。そう思うけど、自分だって明日はどうなるかわからない。 仕事を失ったら、病気になったら、、、うちの猫を不幸にしないと100%保証することはできない。 それは全ての人がそうなのでは?動物の福祉、これほんとしっかり教え、考えたほうがいい。2023/02/18