出版社内容情報
・大人気料理研究家・土井善晴先生初めての味噌汁本!
・しかも初の父娘共著! 暮らしに寄り添う味噌汁と味噌レシピを一挙公開。
・食生活から暮らしを整えたい全ての世代の方に。
・お味噌汁をひとりで作れたら、料理の「きほん」がわかるようになる。
『一汁一菜でよいという提案』から5年。毎日、毎食の食卓で、必ずお味噌汁を楽しむ土井善晴さん・光さん父娘に、暮らしを楽しむお味噌汁のレシピを教わりました。本書は、一人暮らしを支える自立の味噌汁、家族の味噌汁、組み合わせる味噌汁、季節の味噌汁、スペシャルな味噌汁&味噌料理の5章構成。また優れた発酵食品・お味噌を知るコラムも掲載。本書は土井先生の長女で長期のフランス生活を終えて帰国した料理研究家の光さんとの初共著。二世代の料理研究家が発信する「日本が誇る、お味噌という食の宝」の世界に触れてください。
内容説明
料理は命をみがくこと。味噌から始める、暮らしのレシピ。
目次
1 自立の味噌汁(落とし卵といろいろ野菜の味噌汁;炒めキャベツの味噌汁 ほか)
2 家族の味噌汁(揚げ卵の味噌汁;きゅうりとハムの味噌汁 ほか)
3 組み合わせる味噌汁(シウマイ弁当と、もやしの味噌汁;豚まんと、菜の花の味噌汁 ほか)
4 季節の味噌汁(春;夏 ほか)
5 味噌料理、スペシャルな味噌汁(味噌のおむすび;茄子の油味噌 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
150
土井善晴の『一汁一菜』提案に則ったエッセイを交えた味噌汁基本の味噌料理レシピ集。「味噌を溶かせばすべて味噌汁」というシンプルな概念だけに既成に囚われないバリエーション豊かなレシピが次々披瀝。土井家と研究所スタッフの集積なだけはある。麺類も西洋食品も大胆投入。発酵食品の組み合わせが重点的。また、自立編に始まり家庭編、季節編、スペシャル編と下拵えのポイントやアレンジを考える際の基本思想も端的に記載されていて使いやすい。敷居を柔軟に下げ、既製品依存症の令和人を「自分で作って食べる」原点回帰へ誘う味噌活のすゝめ。2023/09/15
けんとまん1007
62
お味噌は、こころのよりどころかもしれない・・・と、思った。お味噌汁は、毎日飲んでいるが、飽きることがない。元気がない時でも、ふっと一息つけて、元気になるきっかけにもある。もちろん、具がいろいろあるというのもある。それだけ、受けいれる幅も広く、かつ、懐が深いのだと思う。しかし、こんなにも、レシピがあるんだなあ~。これを応用すると、無限大に広がる。2025/01/23
よこたん
49
“味噌汁はお湯を沸かすほどの手間でできるものです。その都度作って食べる、が原則です。”“味噌汁を作るのに、だし汁(鰹と昆布)は不要です。水で具材を煮て味噌を溶く、それだけで充分と心得てください。” 疲れた身体に染み渡るようなお味噌汁を最近飲んだだろうか。具材は豪華でなくていい、欲しいのは、ほっとするような味わい。ちゃんとだしを取らなきゃの呪文に縛られすぎていた。その代わりお味噌はしっかり選ぼう。お味噌自体がおいしければ、あとは楽勝。季節を感じる具材は、やっぱりいいなぁ。茄子とそうめんのお味噌汁、大好き。2022/03/23
ぴよぴよ
46
味噌汁の具材にずっと行き詰まっていた。いつも同じ具材のローテーション。そんな時読み友さんがこの本を紹介されていて、さっそく手に取った。 目を引いたのはパンや洋食に合わせる味噌汁。コンソメ入れればそのままスープになりうる素材でも、だしとお味噌でお味噌汁。朝、ご飯が無理なパン食の子どもたちにいいかも。また、同じ豚汁でも季節によって加える具材を変化させる。こんなに違うものなのかと思った。内容とは関係ないけど、文章を読むと土井先生の口調で脳内再生された(笑)まずは味噌ダレを作ってみよう。2023/10/06
羽
31
子どもの頃は毎朝食べていたお味噌汁。実家を離れ、毎朝食べることもなくなりました。それでも時々「お味噌汁が飲みたいなぁ」と思うことがあります。最近ハマっているのは「たべるいりこ」。出汁をとったあと、具としてそのまま食べてしまいます。ネギ、生わかめ、しじみ、茹で野菜などは冷凍しておき、お湯はティファールで沸かしちゃいます。お鍋に具とお湯を入れ、煮立ったらお味噌を溶く。サッと作れて栄養満点です。何を作れば良いか分からない人、どうすれば自分の食生活を見直せるか分からない人には、具沢山のお味噌汁をオススメします。2022/01/17